メンタリズム系の推薦図書を書くと言ってすっかり忘れていました…

4月でこれから覚えようって人がいるかも知れないので、簡単にまとめます。

ただ…メンタリズム系でオススメの教材ってほぼ英語なので、そこそこ気合が必要になります。

とりあえずパフォーマンスをする上で役に立つ物を軽く紹介します。

マジックの本

メンタリズムは本質的に奇術なので、マジックについての知識はほぼ必須になります。

既に絶版ですが、ターベルコースにもメンタリズムで使われるギミックや手法がそこそこの割合で載っていますし、できれば網羅性の高い本が欲しいところです。

ダレン・ブラウンの推薦図書で『マーク・ウィルソン マジック大百科』というものがあります。

マーク・ウィルソン (著), TON・おのさか (監修)

まぁ、私はこれ立ち読みでしか読んだことがないのでどれだけ良いのかは分かりません。
(ターベルコース全巻持ってる人なんで…)

上口龍生さんが『ターベルシステム・ガイドブック』というターベルコースとほぼ同じ内容の書籍を翻訳出版しているので、そちらが全巻出るのを待っても良いかも知れません。

和書

日本語で読める本を先に紹介します。

まずはスクリプト・マヌーヴァから出ているこちら…

『マキシマム・エンターテインメント 2.0』

少し前に改訂版(2.0)が出てメンタリズムに関する記述が増えました。また著者自身がマジシャンというよりはメンタリストよりの人であるため、メンタルマジックをするマジシャンに対してやや当たりがきついように感じます。

ケン・ウエバー (著), 滝沢敦 (編集), 田代茂 (翻訳)

『コールド・リーディング』

タイトルがまんまですね…イアン・ローランドの言わずと知れた名著(?)です。翻訳があれなのでかなり読みにくいものの、日本で出版されているコールド・リーディングに関する書籍の殆どに参考資料としてこのタイトルがあがります。

『タロットの秘密』

コールド・リーディングをする上でタロットの知識はあったほうが良いので、歴史や薀蓄など網羅性が高いのが良いところです。コスパがかなり良いです。

和書はこんなものですかね

洋書

ここからが本番!(適当)

メンタリズムを学ぶ上で外せない本が数冊あります。

『Encyclopedia of Mentalism & Mentalists』

タイトルがまんま…(ry

『13 Steps to Mentalism』の新装版になります。レクチャー内で"13 Steps ~"みたいな話が出てきたら、現在はこの本だと思って下さい。

ターベルコースがマジックの百科事典であるのに対し、こちらはメンタリズムの百科事典と呼ばれることもあるそうです。

『Psychological Subtleties Series』

バナチェックの著書で、よくメンタリズム系のレクチャーで名前が上がるため内容はある程度把握しておいたほうが今後のためになります。

内容自体は賛否両論と言いますか、好き嫌いが分かれる部分があるので、とりあえず第1巻(全3巻)を読んでみて、合わなければそこで買うのをやめてもいいかと思います。

ちなみにバナチェック氏のレクチャーはこの書籍を除けば、PENGIN LIVEで観たほうがコスパが良い可能性があるとここで言っておきます。

『Practical Mental Magic』

これもレクチャーでよく名前が…(ry

Kindle版が安いのでそちらオススメです。

また、"Practical Mental Effect"という似たタイトルの本が別にありますが、内容はほぼ同じとのことです。

『Prism The Color Series of Mentalism』

Max Mavenの復刻本です。オークションでかなり良い金額で取引されていた書籍ですが、今は普通に新品が適正価格で入手できます。

日本のショップで買えば日本語解説が付いてくるため、英語が苦手な人はそちらで購入して下さい。

海外ショップで購入すれば費用を少し抑えられます。

『A Piece of My Mind』

Micheal Murrayの書籍で、比較的最近のレクチャーで名前をよく聞きます。

本人が運営しているサイトから電子版を購入すると、他ショップで買うよりも圧倒的に安く入手できます。

とりあえず洋書は最低限これくらい持っていれば基礎的な知識は身につくんじゃないかと…

後は、Peter Turnerの"Mentalism Masterclass Series"(全13巻)がありますね。Peter Turner やMicheal Murray当たりにまで目を通し始めるとマニアック度が上ってくる印象があります。

心理学の本

要らないです。表情分析とか全く必要ありません。NLPもエビデンスがかなり怪しいですし、立ち読みくらいの知識で十分かと思います。

あと、身体表現は思考を反映しないって証拠の方が多く、半端にそういう知識がある人ほど失敗するみたいな話があるくらいなので、心理学の知識はぶっちゃけ邪魔です。全く役に立ちません。

なんか話題として使いたいなら読んでも良いと思いますが、役に立つと思って読むとリスクが高いので気をつけて下さい。

それでも知りたいって方はこちらが安いので良いんじゃないかと…

あと、表情分析をメタ分析(1400~20000件以上の実験結果)を用いてボロクソに批判している書籍はこちら。これ読んでまだ微表情の存在を信じられる人は科学的な思考が出来ない人なんじゃないかと思うレベルです。