メンタリスト必読!みたいな話になると、だいたい同じような書籍の名前が挙がるので、個人的なオススメを紹介します。タイトル詐欺です。

メンタリズム好き!って人におすすめ書籍を聞くと、その人が読んでいる読んでいないに関わらず、大体『影響力の武器』、『リフレーミング』、『13steps to Mentalism』、『コールド・リーディング』(イアン・ローランド)、『Psychological Subtlety』…等が挙げられます。実際に全部読んだよって人がどれくらいいるかは分かりませんが、それはまた別の話ですね(^ρ^)

まぁ、みんなが挙げる本を紹介しても面白くないので、比較的最近の本から幾つか独断と偏見で選んでみました。

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※是非こちらのリンクから買ってほしいのが本音です(言うまでもありませんか…)

オススメの書籍

PRE-SUASION :影響力と説得のための革命的瞬間

メンタリスト必読本でよく挙げられる本として『影響力の武器』がありますが、こちらは同じ著書による続編のようなものです。

『影響力の武器』は理論的な話が多いのに対して、プリスエージョンはより実践的な内容になっています。もし影響力を利用して何かしたいのであれば、特にメンタリズムやマジックで活かしたい方は『影響力の武器』よりもこちらをオススメします。

『影響力の武器』を読んでいないと理解できないなんてこともなく、こちらを先に読んでも問題ありません。※かくいう私がこちらを先に読んでいる人です

私が某フォースや催眠術をする際に大事だと思っていることと似た概念が出てくるので、読んでいて「おっ!」ってなりましたし、フォースのレクチャー出さなくて良いんじゃね?と思った要因の1つでもあります。

ロバート・チャルディーニ (著), 安藤 清志 (翻訳), 曽根 寛樹 (翻訳)

記憶術全史 ムネモシュネの饗宴

記憶術の歴史について書かれた本で、記憶の宮殿がどのようにして作られるのかなどが書かれています。

この手の書籍にしては珍しく日本人の著書であるため、翻訳が微妙で頭に入ってこない…なんてことが無いのが良いところです。

宮殿のルールに関して(例:ある程度空間があったほうが良い等)の成り立ち的なものも書かれていたはずです。既にうろ覚えですが! オリジナルの記憶の宮殿を作る際の参考になると思います。

The Confidence Game

『シャーロック・ホームズの思考術』の著者、マリア・コニコヴァの著書。

詐欺師の手法とその心理学的考察についてまとめられています。日本語版は信頼と説得の心理技術というタイトルでダイレクト出版より出ていますが、翻訳が結構微妙なので読むのが大変だったりしますね! 複数箇所で「読心術」が「読唇術」と書かれていたり… しかも巻末にある参考文献に対する著者のコメントがまるまるカットされているので、サイエンスジャーナリストの翻訳本としてはかなりアレな仕様になっています。

※投稿を書き始めた頃はまだありませんでしたが、日本語版が現在Amazonで取り扱われています(中古品)

なんで知ってるかって?両方とも持ってるからですよ!

なお、文中にメンタリストやマジックに関係する人物の名前が結構出てくるので、恐らくこのブログを読んでいる方は楽しく感じると思います。

  • ペン&テラー
  • ハリー・フーディーニ
  • ダイ・バーノン
  • リチャード・ワイズマン
  • ポール・エクマン
  • アポロ・ロビンズ
  • ダレン・ブラウン
  • フランツ・フリードリッヒ・アントン・メスメル

これだけでも何となく系統が分かってくる気がしませんか?(^ρ^)

コールド・リーディングをする上で大事なポイントについて語られていたり、心霊商法の手口が紹介されているので大いに参考になりました。(なぜ心霊詐欺師はコールドリーディングが上手いのかについての話など)

新宿にある紀伊國屋書店(タイムズ・スクエアの方)の洋書コーナーに置いてあるので、近所に立ち寄る用事のある方はついでに手にとってみるのもありかと思います。(第2版からは表紙が黄色くなり、副題も変わっています)

魅せる自分のつくりかた 〈演劇的教養〉のすすめ

メンタリストで何よりも要求されるのが演技力だと私は考えています。

そしてこの本はその演技力について知るのに丁度いい(と個人的に思っている)本です。
※まだ読み終わっていないのは秘密ですよ?

最初の方にある「リアリティとリアリズムの違い」は時々話題になる「マジックにおける自然さ」に対するある種の解答になっています(多分)。その章では、日本に移入されている「スタニスラフスキー・システム」と「メソッド演技法」の誤解について語られていたりしますし、とりあえず最後まで読んでおいて損は無いかなと(まだ読み終わって…ry)

※スタニスラフスキー・システムとメソッド演技法の話は、眉村神也氏のメンタリズム・ラボでも名前が出てきたりします。

他にも能とマジックの共通点を見いだせたりしますし、表現することについて気にしている方にオススメ。

ザ・ゲーム30デイズ 極上女を狙い撃つ

ナンパの指南書ですね!

『ザ・ゲーム』の続編で、こちらは30日で何をすべきかがまとめられています。

ナンパなんて!と思うかもしれませんが、このナンパを「催眠術」や「メンタリズム」に置き換えても通用する有用な訓練方法だと言えます。

ナンパに使わずとも、コミュニケーションスキルそのものが向上するようなトレーニングですし、気にしている方は…ry
(コミュニケーションスキルの向上を目的とした場合、幾つかの章はスキップしても構わないかと思います)

ニール・ストラウス (著), 田内志文 (翻訳)

このあたりが比較的最近の本で面白かった本ですね!
(おすすめの本のつもりが単に面白かった本の紹介に…まぁ良いや…)