なんだかんだでまた動画を作ってみました(゚∀゚)

THE JERXのフォースの実験について

詳しくは本家を見て頂くとして…

前半はフォースの実験をするに至った経緯や方法などについての話、後半は結果とその考察になります。

凄いぞ!クロス・カット・フォース!

結果を抜粋しました:

フォース

点数

クロス・カット・フォース

86

セカンド・ディール・フォース

80

アンダー・ザ・スプレッド・フォース

72

ドリブル・フォース

54

リフル・フォース

51

クラシック・フォース

45

※点数が高いほど公平さが高くなります

クロス・カット・フォースがフェアな理由

一言でいうと「自分で選んだ感がある」ですね。自分でカードを触っていたからでは?等の考察がされています。

知人からは別の意見を貰っていますが、詳しくは動画の方で…

クラシック・フォースが最下位の理由

動画で言い忘れてたことです…(これもJERXのページを見れば詳細が分かるので、詳しく知りたい方はそちらを見るのをオススメしますが…)

理由は簡単で、クラシック・フォースの動作でフォースができることを知っている人が多かったようです。

アンディの正体がダレン・ブラウンだったので、イギリスで実験した可能性がありますしね?イギリスでは国民的マジシャンであるポール・ダニエルズがクラシック・フォースを連続でやりまくっていますし、そういうことができるという印象を持っている人が多いのかも知れません。

なお、日本のテレビ番組でもクラシック・フォースの解説をした人がいるため、一定の年齢以上(おそらく20代後半〜)の人は少なくない割合で知っている可能性があります…

アンダー・ザ・スプレッド・フォースはバランスが良い?

JERXの結果上位2つはテーブルが無いとできないため、第3位のアンダー・ザ・スプレッド・フォースが優秀なのではないかと思っています。

選ばせる過程はクラシック・フォースと似ているためテンポ感も悪くありません。また、選び直しができるため公平さもありますし、何より確実なフォースであることを考えると高いレベルでバランスよくまとまっていると言えます。

問題点としては、クラシック・フォースを普段やっている人、特にそれを見ている観客を相手にやる場合、強い違和感が出る可能性があることが挙げられます。

好みとオススメのフォース

  • クラシック・フォース
  • スプレッド・フォース
  • スリップ・カット・フォース

上2つはどちらも以前レクチャーを作って売ってたくらいに好きで、こだわりポイントも多くあります。

特にスプレッド・フォースは確率の問題はあるものの、クラシック・フォースができない相手でも成立することが多く、カードを選ぶ時間が比較的短時間で済むのが良い所です。

ちなみに、クラシック・フォースは選ばせ方を工夫すればアンダー・ザ・スプレッド・フォースを併用できますし、『カードマジック フォース事典』に載っているようなロケーターを使う方法でもアウトが取れるので、案外ハードルが高くなかったりします。(アウトを用意することで、押し付け感が減るという副次効果も…)

スリップ・カット・フォースは、選ばせる過程はリフル・フォースとほぼ同じですがフォースカードの位置やハンドリングが異なります。リフル・フォースをやるくらいならスリップ・カット・フォースをした方が公平さがあると感じています。

まとめ

フェアに感じるフォースの考察などはJERXを見ていただくとして…動画内でも言っていますが、日本人相手であればどのフォースでも特に問題ないんじゃないかと勝手に予想しています(最低限、押し付けた感や引かせた感が無いこと)。

むしろ、クラシック・フォースをやって「引かされた感」を訴えられたら、やり方にかなりの問題があるんじゃないかと思います…

とりあえず、フォースを種類を多く知っているほど有利なので、『カードマジック フォース事典』を読んでみることをオススメします(アンダー・ザ・スプレッド・フォースの解説はありませんが…)

ルイス・ジョーンズ (著), 土井 折敦 (翻訳)