レビュー:Hypno-Tricks by Jonathan Royle

御機嫌よう。そしてお久しぶりですわ。

 

いろいろ立て込んでるお嬢様マジシャンですの。

年度末って大変ですわよね。
就活とか何も考えたくありませんわ。
単位もやばいですの。

リアルの忙しいことがバタバタとなると、SNSの浮上がおろそかになるの、よくない癖ですわね。

実演機会も減ってるし……、春からはちょっとして伝手で機会が増える予定ではありますが、不安定なのでもう一つほど職場を探さねば……。

 

Hypno-Tricks by Jonathan Royle

さて、そんなことは置いておいて、レビューを書いていきますわ!

今回はJonathan Royle様による「Hypno trick」ですわね。

いわゆる疑似催眠のレクチャー本であり、催眠術を使えなくてもそれっぽいことができるよって本ですわね

わたくし疑似催眠やボディトリックは大好物でして結構買いあさっているのですが、なかなか実演する機会がないのがネックですわね……。

いつかDr.Qみたいなステージ催眠をしてみたいなとも思うのですが、ステージに立つことがない……。

 

購入はpenguin magic様にて、かなり安かった記憶がありますわ。
検索したら7$でしたわ。800円ぐらい?安いですの。

七つほど疑似催眠の実演を紹介し、その後細かい小ネタを複数紹介する感じでしたわね。

 

レビュー

Weak arm - Strong arm Test

観客にマイナスなことをイメージしつつ腕を伸ばしてもらい、別の観客に押し下げてもらいます。

その後、プラスなことをイメージしてもらい、再度押し下げてもらいます。

後半のほうが反抗が強くなります。

 

感想

どうなんでしょうこれ…?

催眠使いませんよが売りのレクチャーノートなんですが、最初のトリックの構成要素に自己催眠の文字が出てくるんですわよね。

ただ実演した際、催眠とか詳しくないわたくしでも効果は出たので、そこまで心配する必要もありませんわ。

自己催眠が入っていたのか、関係なくできていたのかはいまだわかってませんの。

まぁ観客から見たら関係なく催眠ですのでいいですわね。

基本演者は指示のみで、観客が行うのが良いですが、サトルティ?が多少細かいので言葉遣いなどを気を付けないといけませんわ。

ショーの最初などで雰囲気づくりに良いと思いますわ。

自己催眠+よくあるボディトリック+努力逆転の法則?といった説明でしたの。

努力逆転の法則を詳しく知らないのですが、フランスの心理学者エミール・クーエ様による法則らしいですわ。
応用心理学や、自己催眠、暗示といったものを専門としている方らしいのですが、如何せんエリクソン様より古い方ですので、日進月歩?というか再現性が怪しい心理学の世界でどれほど有用化は疑問符が付きますわね。

ボディトリックの使い方としては、うまく使っているなぁと感心しましたの。

原案となっているボディトリックは、強くなる弱くなるの順序が逆なので、よくある方を知っている方には逆に不思議に思えるかもしれませんわ。

 

Bucket of ice test

冷水の中に手を突っ込み、冷たさ、痛さを感じたら引き抜いてもらいます。

催眠術をかけてから再度手を突っ込むと、はるかに長く耐えられる時間が伸びています。

感想

まぁ何となく想像通りのトリックに、細かいサトルティを組み合わせたようなものですわね。

なかなか氷の準備ができないので実演できない問題がありますの。

たぶん再現性は問題なくできますわ。

効果の強さとしては、どうなんでしょうか。
わたくしは前述のWeak arm - Strong arm Testのほうが効率よく同程度の驚きを与えられるように感じましたが、腕の上げ下げ系の催眠はよくありますし、人によってはこちらのほうが驚かれる…?

ステージ演目ですわね。

 

Psychic Strong Man Test

四人の観客が一本の指を使い、一人の正座した観客を持ち上げようとするが、失敗もしくはかなり難しいと感じる。

一度皆で手を合わせ、催眠をかけた後にやり直すと、成功する。

感想

これは……なんで現象が起こるのでしょうか…?

説明のところに「説明を求められても困る」と書いてあるのですが、それはこちらも困るのですわ。

個人的には、持ち上げるタイミングをそろえているか否かといった理由では…?みたいな推測はしておりますの。

どこか身内で一度試してみたいのですが、そうそうできるタイミングがないですわね…。

 

The human Plank test(Full Body Catalepsy)

背の高い観客に体が鉄のように硬くなる催眠を掛けます。

硬くなっているかの証明として、椅子の背もたれを首と足首の下に入れ、バランスを取ります。

そのうえで演者は観客の胸に座り、立ち、置いた鉄版をたたき、コンクリートブロックを置いてハンマーでたたき割り、あまつさえ象が前足を載せても大丈夫です。

感想

楽しいですわね!

結構よく見る催眠ですが、実際やってみると思ったより安定しててびっくりしましたの。

如何せん失敗したら大惨事なものなので一概には言えませんが、おすすめのステージ疑似催眠だと思いますわ!

クロースアップでもできなくはないですわね。

ちょっとした出し物やサークルの新歓などにも良いですが、マジックサークルとは相性が悪そうに思いますわ。
マジックという体でやると、硬直感が薄れるような気が……。

オカルト研究会の新歓ならできそう・・・?

さすがに象は用意できませんが、しっかりと力の分散が考えられるのであれば、色々応用できると思いますの。

コンクリートブロックのほうはしっかりトリックですわね。

 

THE BLOWTORCH STUNT

観客を即座に催眠状態にしたのちに、腕をバーナーで炙りますが、催眠状態の観客は痛みを感じません。

感想

よく見るアレですわね。

催眠状態にする方法は、PeterTurner様の瞬間催眠に見せる疑似催眠と似た感じの物ですわ。

バーナーのほうはちょっとしたトリックと、某火あぶりトリックを併用させた感じですの。

わたくしこれと似たものをライターでやったとき、普通に「熱っつ」ってなったのでちょっと信じていない節が……。

再現性はちょっと、手ごろなバーナーがないのであれですが、原理としてそうなることは確かなので、もうちょっとコツなりなんなりを掴んでから確かめてみたいですわね。

これに限らずですが、ここに出てくる瞬間催眠の方法は、かなり基本的な疑似瞬間催眠ですので色々なルーティンで組み合わせることが可能ですわ。
他の疑似催眠と組み合わせても良いですし、もちろん普通の催眠ショー的なのに組み合わせるのも良いですわね。

前述のBucket of ice testと組み合わせると、温度の感覚を失わせる演技となるなぁと思いましたが、つなげ方を思いつきませんでしたわ。

 

 

THE HUMAN PINCUSHION EXPERIMENT

観客は瞬間的に催眠に入り、手の甲に針を刺されるが痛みを感じない。

感想

これも古典的なトリックですわね。

瞬間催眠要素の演出をプラスしてうまく見せているなぁって感じですわ。

針が怖いので実演には組み込めませんが、ビザーマジックとは相性が良さそうなので克服したい……。

現象としては、前述のTHE BLOWTORCH STUNTと同様、感覚麻痺系なのですが、こちらはクロースアップに秀でてますわね。

voodoo人形と同化させて刺したところが痛いなら、刺してないところは痛くないのではといった流れで、人形に刺さずに人に刺すが痛くない~といった感じで……応用できないかしら…?

痛みを好きに起こせるようにできればなお良しですわね。
Voodoo人形とリンクさせるとでも言って、針同士で触れさせ位置を動かし神経に当てる…?
いいのか・・・?

THE ANIMATED ARM EXPERIMENT

観客に催眠をかけると、両手がテーブルくっつきます。

その状況で目をつぶってもらい、演者が手を上げ下げすると観客も手を上げ下げします。
また、ボランティアに横に座ってもらい、同じく手を上げてもらうと、観客は同調して手を上げます。

感想

まぁDerren Brown様のアレや、PeterTurner様のアレに似たようなものですわね。

デュアル・リアリティですし、PeterTurner様作品やら交霊術系の作品を漁ってる方ならタネの推測が可能だと思われますわ。

ちょっと、こう、Dr.Q様ほどじゃないですが、観客に協力求める感があるので好みではないですが、現象は派手で好きですわね。

関係ないですけども、C.Alexander様による「The Life and Mysteries of the Celebrated Dr,Q」を最近読んでいまして、観客を裏で銃で脅して協力させた話が出てきて、ぶっ飛んでるなぁと思いましたの。(脅したのはDr.Qの助手です)

でもまぁ、前に座れる状況であれば気を楽に追加できる強い演技なので、使い勝手は良いかもしれませんわ。

 

小ネタ集

まぁよく紹介される小ネタ集めましたって感じですわね。

後半は初めて知るものもあったので、疑似催眠に興味がある方、催眠に興味がある方はおすすめですわよ。

ざっくりと紹介されているものを書いていくと

 

・レモンの暗示

・Warm hand test(手が温かくなるもの)

・マグネティック・フィンガー

・ライト&ヘビーハンドテスト

・ロックハンドテスト2種類

・目が明かない催眠

といった感じですわね。

 

その後、暗示とは何かということが短くまとめられておりますの。

それに追加で、簡単に人を倒す暗示?を説明した後、ステージ催眠に対するコラムと自身のレクチャーのダイマ。

あとは参考文献などが紹介されていますわ。

ケントニズムやデュアル・リアリティに軽く触れたのち、またいくつか疑似催眠が紹介されています。

 

・ワインのコルクが押し込めなくなる

・明らかに筋力が弱い人が、強い人に勝るように見える疑似催眠3種類

・人差し指を合わせられなくなる

・脈を止める

・男性の力が弱くなる

・一人の人間の強度をとても強くします。

・紙を熱く感じます。これ結構気になってたのですが、別素材で再現できるって話がDiscoで上がってましたし、そっちのが良さそう……

・足の力が消えたように感じる。

・椅子から立ち上がらなくなる

・女性を持ち上げられなくなるほど重くしてしまう

・観客は縁者を一度持ち上げれたにもかかわらず。二度目同じ体制で持ち上げることができなくなる。

といった感じですわね。

 

まとめ

実用的な演技がいくつかと、小ネタが複数といった感じで、読んでいて楽しかったですわ!

疑似催眠系の本としては比較的再現性が高い目な気もしますが、古典的なモノが多いので見知っている感は拭えませんでしたわね。

値段もお手軽ですし、疑似催眠演出を覚えたい人には良い入門書となりますわね。

最初のほうに努力逆転の法則などの文字が出てきましたので、オッと思いましたが、よくわからない心理学が云々語られてる感じではなかったのも好印象ですわ。

 

わたくしもこういったものから、色々と催眠へとつなげていけるようになりたいですわね。

それでは御機嫌よう!

 

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