ごきげんよう、Aliceです。

やっぱりここしばらくマジック諸々とのかかわりが無いのでメンタリストのお話を。

もう最近はただの感想ブログを投稿しているだけですね…。ゆったりと書いているのでゆったりとお付き合いくださいませ。

s1e11 レッド・ジョンの友人

タイトルから既に内容が気になりますね!ジェーンの家族を殺したレッド・ジョンに関わりのある回です。

 

ジェーンはレッド・ジョンの情報を持っているという男に会います。

密室内での使用人殺人事件の罪に問われている男で、開放してくれたらレッド・ジョンの情報を教えるとのこと。もちろん取引は成立。

私もすっかり忘れていたのですがここで「レッド・ジョンはジェーンの奥さんの足の爪を、奥さん自身の血で塗った」という事実が明らかになります。こういう細かいところから、レッド・ジョンのサイコパス感が漂っていますね。殺しを魅せようとする彼の演出は中々面白いです。

この取引では男を牢屋から解放するため、終わったはずの事件を再捜査し真犯人を捕まえる必要があります。ジェーンは署長に相談しますが、再捜査を却下されてしまいます。

それでおとなしく引き下がるジェーンではありません。ジェーンが単独で調査をしようとしていることに気が付いたリズボンは、「何かあったら私に連絡をして」と声をかけています。止めても無駄だという事を知っているからこその言葉だと思いますが、この二人の”仕方がないから助けてあげる”という関係性が好きです。

 

ジェーンはリズボンに「内密に捜査を」釘を刺されていたのですが、勿論守るはずもなく、最初に訪れた家で早速警察に通報されてしまいます。そこから単独で動いていたことが署長にバレてしまい、事件から手を引くかさもなければCBIから追い出すと言われてしまいます。「手っ取り早く辞めます」とあっさりCBIの社員証を署長に返してジェーンは去ってしまいます。

それを知ったリズボン班の人たちは、次は我々がジェーンを助けなければと話し合い捜査を進めていきます。なんだかんだでジェーンの事を大好きなリズボン班の人たちにほっこりしますね。署長もなんだかんだで協力的なので、みんないい人だなぁ…と思います。または極度のお人よし。

 

冒頭で述べた密室殺人のトリックをジェーンが暴き、被害者家族の前で実践して見せます。名探偵コ●ンばりのトリックでした。実際にできなくはないのでしょうが、かなり冷静な時にやらないと失敗してしまいそうな方法でした。ジェーンだからできるのではないか?とも思ったのですが、今回はこのトリックであたりだったようです。

 

ジェーンが全力疾走するシーンがあるのですが、スーツって結構がっつり走れるんですね。運動が得意ではなさそうなイメージですが、役者さんが鍛えている人だからなのかフォームが綺麗で速そうです。

 

レッド・ジョンの情報を持っているという男が逃亡した後、ジェーンの携帯電話に連絡してきました。電話口から聞こえた音から推測し男の居場所を当てるシーンでは、ジェーンっぽさ(異常な能力のような気持ち悪さ)が垣間見えます。「電話してきたのは安全だから。ラテンの音楽と町の騒がしさが聞こえた、都会にある壁の薄い部屋。ティファナのモーテルだ。携帯を借りるためと女にも飢えているから娼婦と一緒にいる。」との事。大当たりでした。

しかしジェーンが男のいるモーテルにたどり着いたときには、男はすでにレッド・ジョンに殺された後でした。

壁に”He Is MA”と血文字のダイイングメッセージが残されて居ましたが、意味は謎のまま終わってしまいました。

最後に殺された男の携帯電話に電話がかかってきて、ジェーンがとり「Hallo」と言って物語は終わりです。

メンタリストは基本的に一話完結の話が多いのでこのように次話に続きそうな締めは珍しいです。といっても、続くと見せかけてバッサリ切り次の話は全く違うという事もありますし次回に期待ですね。

 

今回はレッド・ジョンに関係している話というよりは、名探偵●ナンっぽい話でした。不可能犯罪のトリックが好きな方におすすめです。(といってもそのトリックを考えるような描写は無く、突然ジェーンが実践して見せるのですが。)

電話口の音で居場所を突き当てるあたりではジェーンの気持ち悪さも垣間見えるので、そこそこTHE  MENTALISTっぽい内容かもしれません。おすすめ回とまではいきませんが、ジェーンとリズボン班の距離感やレッド・ジョンへの執着っぷりを伺える分かりやすい回だったかなと思います。

 

(Alice)