霊能者と言ってもメンタリスト的な霊能者、つまりインチキ霊能者の霊視があたり、助言に効果がある理由を考えてみました。

メンタリスト=インチキ霊能者であることは以前の投稿で触れているので、そこに引っかかりを感じる人はそちらをまずご覧ください。

メンタリズムの本質とメンタリストの正体

簡単に言うと(?)、ドラマ"THE MENTALIST"の主人公パトリック・ジェーンの前職(心霊商法詐欺師)が本来メンタリストと呼ばれるものです。

サイモン・ベイカー (出演), ロビン・タニー (出演)

当たる理由

当ブログを読んでいる人にはもはや説明不要ですね!(雑)

コールド・リーディングによるもの…と言いたいところですが、それだけではありません。

誰でもできる外観からの推測

実は元々人間は外観で判断する能力に優れていまして…全く訓練を受けていない人でも、写真や映像からその人物に関するパーソナリティーを7割近く当てることができるという実験結果があります。

7割当たるってのはかなり凄く、メンタリストがリーディング(≒占い)をする際に目指すラインが「6〜8割当たったと感じる」であること(複数人のメンタリストがから証言を得てます)を考えると、かなりの的中率です。

この辺の話はマリア・コニコヴァの"The Confidence Game"で紹介されているので、気になる方はそちらをチェックして下さい。

もうコールド・リーディングの細かいテクニック覚えるよりも、見た目からの印象を正確にフィードバックする訓練をした方が圧倒的に上達するのでは?と思わなくもありません。

コールド・リーディングは、どちらかというと当たっているか自信がない時に使う保守的なテクニックですしね?

※補足:ここで言うコールド・リーディングは、話術テクニックを指しています

もちろん、片方に特化するよりは印象からの推測をベースにしつつ、不確実なところをコールド・リーディングを使い安全策を取るってのが理想です。

モチベーションの影響

外観から読み取る能力は、個人差以外にも、モチベーションが大きく関わるとされています。つまり「読み取ってやろう」という動機が強いほど、より正確に読み取れるようになるそうです。

で、自称霊能者や占い師は、それによって「金銭を得る」という最強レベルのモチベーションがあるため、常人よりもその能力が発揮されやすいのでは無いかと予想されます。

まず、普通は相手の人格を見抜いてやろうと軽く思うことはあっても、強烈に、それこそ「やらないと死ぬ」みたいなレベルでは無いはずです。また、「人は見かけによらない」或いは「見た目から読み取るのは難しい」と一般的に考えられていることもモチベーションに影響しているのではないかと…

更に言うと、上述の実験では写真や映像(無声)だと読み取れますが、音声を聞いたり会話をすると見抜ける率が落ちることから、外観からのリーディンには冷静で客観的な判断が必要になるのが分かります。

対面で会話をしながら観察をするのは至難の業と言えます。だからこそ、感情の揺れに影響されにくい、話術としてのコールド・リーディングが発展したてきたとも考えられます。

表情から読むのは至難の業

また、表情から相手の心理状況を見抜くことは難しいのですが、その上で態度を偽られると印象からの判断は殆ど不可能になります。訓練を受けた極一部の人は嘘を見抜けるようになると言われているものの、正答率は54%程度だそうで…コイントスと対して差がないんですよね…

表情分析の問題点はリサ・フェルドマン・バレット氏の著書を読むとよく理解できると思います。

当たる外れるの二択で言えば、誰がやっても同じ程度の正解率になるレベルです。

繰り返しになりますが、特に初対面で緊張していたり、対面を保とうとする人が相手の場合、外観からの判断は非常に難しくなります。だからこそ、コールド・リーディングのテクニックが発...ry

占い師の道具には理由がある

占いに使う道具をミディアム(媒体)と呼びます。タロット・カードや水晶、ルーンが刻まれた石、手相なんかもこれに含まれます。

ミディアムを使うメリット1:言い訳になる

ミディアムを使う最大の理由は外した時に、原因をミディアムに押し付けることができることです。

タロットであれば「カードとの相性が良くなかった」と言って、別のカードを取り出して仕切り直せます。替えが効かない物を使うでも「今日は相性がよくない」と言って日を改める手段も取れますし、他の方法を試すこともできます。

この「相性が良くない」って言葉は万能で…

  • 時間帯とミディアムの相性が良くない
  • 相手とミディアムの相性が良くなかった
  • 術者とミディアムの相性がたまたた良くなかった
  • 術者、相手、ミディアムの相性のバランスが良くない

みたいな、様々な解釈が取れるわけです…

手相は基本的に変化しないため、言い訳が難しそうですが「見落としていた」といえば逃げられなくもありません。

イアン・ローランド氏の『コールド・リーディング』でもタロットを使ったケースが多く紹介されていますしね…

ミディアムを使うメリット2:緩衝材になる

ミディアムを挟むことで術者と相手が直接対峙することがなくなります。

術者⇔ミディアム⇔相手

術者と直接やり取りしなくなることで、敵対するリスクが下がります。

まぁ、実際は占いに行く人は悩みがあって行くため、術者とのラポールが築きやすく、敵対することはありません。これはどちらかというと、メンタリストがパフォーマンスやデモンストレーションでリーディングをする際のメリットになります。

ミディアムを使うメリット3:視線を合わせずに済む

お互いがミディアムに視線を落としても不自然ではないため、視線を合わせずに済むってのも大きなポイントです。

視線を合わせると緊張する人が多く、表情を作ったりする可能性がありますが、ミディアムを見ている間は警戒心が薄れるため、外観の変化が分かりやすくなることがあります。要は素の表情や態度が観察できるチャンスが増えます。

助言に効果があるのは何故?

自称霊能者や占い師に相談に行くことで、問題が解決したって話や、忠告があたり悪いことが起きたって話を聞くかと思います。

私も一時期タロット・リーディングをしていた頃に、「あの時言われたことが当たった」と報告を頂くことがよくあります。

理由は主に2つ:

マインド・クラス向けコンテンツです

会員クラスが「マインド」或いは「ラボメン」の方のみ閲覧ができます。

まとめ

汚いなさすがメンタリストきたない…(超適当)

優れた占い師や事象霊能者は、相手の実力や環境が平均的かどうかを見抜くのが上手いとも言えます。この辺はやはり見立ての上手さでもありますし、リーディングをする上での最も基本的な部分でもあります。

見立ての上手さは観察すべきところを知っているかどうかに加えて、才能やモチベーションも影響してきます。

コールド・リーディングをしたいと思う人は、それが必要である理由を強く意識することが大事です。

何かを学習する際の基本と同じ結論になってしまいましたね…\(^o^)/