今年もマジックマーケット2018に出展します(開催日は8月18日ですね)。

流石にこのサイトを閲覧している方で、「マジックマーケットって何?」ってことは無いと思いますが、念のためにそこから説明します。

 

以前にも書きましたが、知人を含む非マジシャンがたまにサイトを見ているそうなので、レビュー等完全な業界向けの話以外は、なるべく分かりやすく書こうと思い直しました。

マジックマーケットとは

コミックマーケットのマジック版と言うと一般の人には伝わりやすいと思います。
(コミックマーケットが今どの程度メジャーなのか分からないので「一般の人」ってのは言いすぎたかも?)

 

詳しくは マジックマーケット2018 の主催者ページを御覧ください、と言いたいところですが、主催者のページを見ても具体的なことがイマイチ分かりませんわ…

【イベント概要】 マジックオンリー即売会イベント 【開催日時】2018年8月18日(土)12時〜18時 【会場】 ハイライフプラザいたばし 東京都板橋区板橋1-55-16 JR埼京線「板橋」駅西口より徒歩1分 都営地下鉄三田線「新板橋」駅A2・A3出口より徒歩3分 東武東上線「下板橋」駅より徒歩7分

少なくとも即売会ってことはわかりますが、それ以上の情報は無いですね!

ということで、出展者向けの資料PDFから少し情報を引っ張ってきました。

マジックマーケットにあるもの

ステージ

ゲストが来てトークなどをするようです。

私の記憶がたしかならば、マジックはしてなかったかと思います。

 

2017ではゲストでロボットのぞみさん等が来ていました。

その他マジック関係の方がいたそうですが、あまり詳しくないので、何の人かはよく分かっていませんでした/(^o^)\

 

交流スペース

普段交流が余りできないでいるマジシャンが交流できるためのスペースがあります。

例年通りであれば椅子と机があります。

 

問題点があるとしたら、ここに来て交流できるのは、元々交流できている人が多いということですね…

小規模なオフ会が散発的に開かれて、コミュニティ同士に共通の知り合いがいた場合、交流の輪が広がると言った感じです。

どのコミュニティにも属していない人、特にコミュ障を自覚している人は少し混ざりにくい雰囲気があります。

(実際は話しかけたらすんなり受け入れてくれるところも多いので、まずは話しかけてみると良いです)

 

生放送ブース

ニコ生などで配信しているブースです。

例年通りであれば、「句読点」という団体がやるはずですが、今年はまだ参加一覧に入っていないので、実際の所どうなるかは不明です。

(もしかしたら完全に運営サイドということで、参加団体一覧に入っていないのかも?)

 

出展ブース

即売会と言ったらこれですね!

出展と出店で表記ゆれがある気もしますが、気にせずに行きましょう…

 

出典ブースでは

  • 物販
  • サービス

この2種類があり、両方を兼ね備えているところもあります。

 

我々Trick or Mindはこの出展ブースでの参加になります。

 

Trick or Mindが出展するもの

概要

まだ確定していませんが、今の所次のものを出す予定です

  • 物販
    • マークトデック
    • ストリッパーデック
    • フォース系のレクチャー(間に合えば)
    • フライヤーのつくり方基礎編(仮)
  • サービス
    • テーパー加工サービス
    • フライヤーに関する展示
      • 駄目なフライヤーと修正すべき箇所について
    • フライヤーに対するアドバイス(デザイナーが来た場合)
      • 持ち込みのフライヤーに対して添削

デザイン関連のサービスについて

前年と大きく違うところはフライヤー関連のサービスを増やしたことですね。

少し前からプロのデザイナーにもTrick or Mindの活動に協力してもらっており、話の流れでマジシャンの「フライヤーダサすぎる問題」が出てきました。

 

デザイナー曰く「視線誘導の基礎が全くなってない」「情報が散らかりすぎ」「フォントに統一感が無い」「色を使いすぎ」「何を主張したいのか分からない」「お客さんに来てほしくないのかな?」「2010年ごろのフライヤー?(2018年開催のもの対して)」等など…

しかもこれ、プロとして活動してる人のフライヤーにも言ってる台詞なんですよ…/(^o^)\

 

ミスディレクションとか視線誘導云々を語るマジシャンが、視線誘導が全くできてないことに対して「このマジシャン本当にできるの?」(業界では有名なプロです…)とか、ホテル向けに作られているフライヤーに対して「よく企画が通したね?」「自分がホテル側だったら雇いたくない」(これも...ry)など、かなり言いたい放題でした。

 

最近、「マジシャンの価値が低く〜」「地位向上を目指して〜」なんて話をよく耳にしますが、デザイナーの話を聞く限り、地位が低いのは自業自得なのではないかと思ってしまいますね。

私も最近までフライヤーに対してそこまで注意していませんでしたし、プロマジシャンは流石にちゃんとやっているだろうと信じていました。

しかし、実際調べてみたら、あまりにも酷いものばかりです。

 

実演を見たことがない一般の人がフライヤーを見て、「観に行きたい」と考える以前に、「素人くさい」「ダサい」と思うのは流石にまずい状況だと思います。そういうところでも、マジシャンに全く魅力を感じていないんですよ…そりゃ地位も下がるに決まっています…

マジシャン、マジックを周知させなければいけない、もっと人が来て実際に見せる機会を増やしたい、という意見も分かります。ただ、その媒体の1つで、よく目に入るフライヤーがあまりにもダサいのはいかがなものでしょうか?

非マジシャンの一般客への訴求力が足りず、本来の意図や目標がどうであれ、結果的に身内かマジシャンしか来ないと言う状況に拍車をかけているように思えます。

 

ちなみに、プロのデザイナーが良かったと言っていたフライヤーも幾つかありました。

具体的な例を1つ挙げると、「江戸手妻」です。曰く「プロの仕業」。

外注しているか専門的な知識のある人が作っていると予想していました。

 

マジシャンでも最低限のデザイン知識があるか、外注しているだろうな…って人はいたようですが、曰く「大まかには良いけど、おしいの…」とのことです。

伝統芸能である和妻のフライヤーのほうが現代的で洗練されているのに、新しい文化であるマジシャン勢が前時代的で古臭く、ダサいものしか作れないのは皮肉が効いている(by Jの知人)

 

「奇術は何年もの間に相当変化してきました。我々は常に我々の服装やトリックや思考について、時勢に遅れないように努めなければならないのです。」

ロン・ウィルソン

 

こんな事情があり、「フライヤーがダサすぎる問題」に触れられる出展物を出そうと思いました。

なお、フライヤーの掲載許可を取れるか怪しいですし、そこに時間を掛けたくもないので、「だめな例」は当日の展示物にだけ入れる予定です。同人誌的な感じで!(適当)

(展示物の製作が間に合うかすら分かりませんが…できたら…の話です)

 

もし、自分のフライヤーを出展物に使ってもいいよ!って人がいたら連絡を下さいm(_ _)m

某大手企業のデザインもやっているプロが無償でダメ出しと改善案を提示します。

 

フライヤー製作業務始めました

前述の通り、プロのデザイナーが増えたこと、マジシャンのフライヤーが思ったより全滅に近い感じで駄目だったことを踏まえ、今月からフライヤーの製作業務を承っております。

プロに頼むことで、「価値を自ら下げるリスク」を避けることが出来ます。

フライヤー以外にも、名刺やパッケージなどのデザインもやるので、興味のある方は是非 こちらから ご連絡下さい

 

 

なお、近々このWEBサイトにも手直しが入る予定です…/(^o^)\