出落ちですが、そんなものはありません。

一応、マジシャンの認定を出しているところもありますが、取得しなくてもプロとして活動できますし、プロじゃなくても金銭の発生する出演は問題なく出来ます。

メンタリストに関しても、マジシャンと同じくエンターテイナー(芸人)枠なので名乗るのに資格は必要ありません。

学歴、資格、生まれ育ち…

人によっては誇れる物があるかもしれませんし、無いかもしれません。

個人的な意見としては、無いよりはあったほうが良いというスタンスですが、中途半端なものや、事実誤認をさせるようなモノは無くても良いという考えです。

バランス

それと自分のやっていることとバランスが取れていることが大事だとも。

例えば、高学歴を肩書にした場合実際に演じる内容がその辺のパフォーマーと大差ない場合リスクになりますし、逆もまた然りです。

小説のビリギャルなんかもそうですよね?

底辺の学生が凄いことをやったという印象があったから驚かれ受け入れられたわけです。

実際には進学校の底辺なだけでポテンシャルだけみたら全くの底辺ではなく、入った学部の入試事情などを併せて知っている人から見たら凄ことをしているとは見えないそうです。

これはマジックにも同じ事が言えるはずで、自分を高く大きく見せる場合、実際にやることもそれに相応しくなければ効果が薄いです。まぁ、多少自分を盛った方が「すごい」という感想を得やすくなるので、必ずしもマイナスではありませんが、リスクではあります。

催眠術は例外です(゚∀゚)

催眠術をやる上で威光が結構重要なので、肩書と態度は割りと必要だったりします。そのためかハッタリをかます人も多い印象がありますね!

資格

事実誤認をさせるような肩書や、簡単に取れる資格を載せるのもマイナスポイントです。

例えば、医学部の研究生を略して「医学生」を名乗れたりします。

研究生って多少のコネ(必要ない場合もある)とお金さえ払えばなれる訳ですし、医学部卒でないなら医師にもなれません。

でも、これって何となく「医者の卵」っぽい印象を与えますよね?研究生はざっくりいうと、設備を間借りしてるだけのほぼ部外者ですが、何となく凄そうな印象をあたえることが出来るのでお得感があります。

まぁ研究生を先にやってコネを作ってから修士課程や博士課程に入るというのも割りとある手段なので、別に悪いことではありません(私もやろうとしたくらいですw)。

もう1つ、資格の話。

特に心理学系の資格を例に挙げますが…心理学系の資格って臨床心理士や一部の資格を除いて、非常に簡単にとれます。

それこそ運転免許と同じで、お金を払って幾つかの講座を受けて確認の試験を受けたら短期間で取れる物もあります(モノによっては講座の受講だけで取れることも)。

公認心理師

ちなみに、心理学に関しては「公認心理師」という国家資格が平成27年9月9日に議員立法により成立し、9月16日に公布されました。

平成30年までに第1回国家試験が行われる予定だそうです。

これによって、その辺の割りとどうでも良い心理学系の資格は淘汰される可能性があります。

しかも臨床心理士と違って4年制大学卒業だけで受けれるという手軽さもあります。(臨床心理士は4年制大学で心理学を専攻し、更に修士課程も終える必要があるので取得するのに最低6年掛かる上に難関資格なんですよね…)

「医学生」と「心理学の資格」の例え話で言いたいことは、調べられたら立場が危うくなるということです。

観客は無能ではない

マーケティングの世界でも言われていますが、現在の消費者はバカではありません。

インターネットインフラの発達で調べ物が非常に容易になっているので、気になる人物に肩書があった場合、それがどんなものか調べる人が一定数います。

以前は通用したハッタリは現代社会で多少は通用しても基本的にはリスクファクターとして見みるべきです。

無知でバカで自分から調べようとしない消費者もまだまだいますが、調べる人たちは確実に増えています。

 

ちなみに、ちょくちょくマーケティングの話を持ち出しますが『コンテンツ・マーケティング64の法則』の影響です(笑)

マーケティング関連の本は結構読み漁っているのですが、これはライティングについて書かれているのでブログを書く人にオススメです。

色々やっては行けないことや、推奨されるモノについて書かれているので結構参考になっています。私は一部しか取り入れていませんがね…(ぉぃ)

知っていて敢えて採用しないのは、知らずにうっかりやらかさないのと同じくらい重要だと思います。

話がそれました…

使えそうな肩書など

最後に必要な肩書や背景について少しだけ。

事実誤認をさせないこと、嘘をつかないこと、バランスが取れていることってのが重要です(私の独断と偏見ですが)。

コンテスト

コンテストの出場歴や受賞歴があるのがベストかと思います。

コンテストについてはちょっと色々含むところがありますが、対外的に分かりやすいので使いやすいです。

書くスペースがあれば、コンテスト名に行われた日付、そのコンテストに関する説明或いはURLなどがあると良いかと思います。知人の非マジシャンの殆どはFISMすら知らないので、どのくらい凄いのかを書いたほうが良いですね!

稀に、国際大会と称して小さい会議室に参加者5人のコンテストとかあったりしますし、動員数や会場の規模等は併記したほうが印象が良いです。

出演歴

他にも出演歴なども良いですね。

たまに路上でマジックをしただけで「海外公演しました」って言う人もいますが、それも1つの手だとは思います。

もちろん、そういう人たちと区別するためにも、やはり規模等の説明や実演時の映像や写真があった方が良いかと。(路上で軽くやっただけでカウントできなら私も世界7カ国で公演したことに…)

クローズドイベンドという魔法の言葉

ちなみに、出演歴を稼ぐ魔法の言葉は「クローズドイベント」です(笑)

実際に企業などが主催したクローズドイベントをメインにやっている方も居ますが…

企業のクローズイドイベントでは、コンプライアンスの問題からイベント名や企業名を出せないことは珍しくありません。場所は愚かやったことさえ言えないってのもあります(ありました)。

クローズドイベントという言葉の捉え方によっては、身内の飲み会やオフ会、学校のクラス会もこれに含むことが出来きる上に、上述の通り具体的にどこのイベントだったかは言う必要もありません。

なんて便利な言葉なのでせう!

言葉遊びですね。はい。

こちらも規模等…(ry)

私が参加したことのあるクローズドイベントだと、某デパート関連のパーティーで招待客30名前後とか、知人の誕生日パーティー150名前後といった感じです。

個人の誕生日パーティーで100人超えは流石にビビりましたわ…そのリア充度に…

結論「事実を誠実に書くというのが重要」

簡単ですね。

あなたならどういった肩書や背景、資格を載せますか?