皆さんお久しぶりです, Saitoです。

いや, ついに2020年も終わりですね。長かったような短かったような不思議な感覚です。基本ずっと家にいたので手品がめちゃくちゃ出来るかと思いきや案外そんなこともなく。人と会うというモチベーションってやっぱり大事なんですねと実感した一年でした。

 

さて, 今回は2020年の個人的BEST5を書いてみようと思います。

こういう系の企画って"買ってよかったもの"Best5とかになるのが普通じゃないですか。でも私, 買ったけど読んでないものが多くて......

という事で今回は"(2020年に読んで(見て)よかったもの)Best 5"です。Max Maven氏のPrismとかPaul Curry氏のWorlds Beyond等々, 買って家にすでにあるものは多々あるのですが, これらはまた来年.....

ちなみに基準は完全に私の感覚です。あしからず。

2020年 BEST5!

第5位 : In Order To Amaze by Pit Hartling

私は普段からメモライズドデック(ネモニカじゃないのですが)を使っているので, この本はいつか読まなきゃなと思っていたのですが, なんとついに今年日本語版が出ました。去年英語版で買おうかどうしようか迷っていたんですよね......邦訳版が出るという噂を信じてよかった!

本当であれば1, 2を争ってもおかしくないのですが, この順位にした理由は実演機会のなさでした。今年は社会情勢によって極端に手品する機会が減ってしまったんですよね。特に一般の人に手品をしっかりとする機会が。

この本に収録されている手品は結構重めの手順が多いです。しっかりと手品をする場がないとあんまりこの本の手順は出来なくて......

あともう一つ。これは私が完全に悪いのですが, 未だにカルテットを覚えていないという事です。カルテット, 覚えたら幅が広がるんだろうな......覚えなきゃな......

第4位 : Second Thoughts by Ramon Rioboo

Rioboo氏の本です。原理系が多め。

賢い手品が多くてとてもよかったです。若干日本語だとやりづらいものもありますが, まあ宿命......

この本に載っている"Free Cut Spell and Reinhard"という手品を今年は結構やりました。

第3位 : Module by Chiharu

マジックマーケット2020で販売されていた, Chiharu氏のコイン技法集です。

ここで紹介されている技法が良かったというよりは, 技法を突き詰めていく過程が見られるのが良かったです。どうしてそうするのか, それを選ぶのかという試行錯誤の過程を日本語の解説付きで見られるというのが素晴らしい。

あまり長い動画というわけでもないのですが, 2020年とても印象に残った一つでした。

第2位 : False Anchors by Ryan Schlutz

"False Anchor"についての本だと思うと微妙なのですが, 使える手品があるかどうかという点からみるととても良い本でした。薄くて読みやすいし......

この本がこの順位の理由はただ一つ, ひたすらに乗ってる手品をやったからです。技法もほとんどいらず, さらっとできる割にあまり準備もいらず, それでいて不思議なのでとても重宝しました。

ちょーっと良いお値段するけど薄くない?とか写真と明言の書かれたページが多くてこれでかさ増ししてない?とか思わなくもないのですが......それを引いても十分すぎるくらいに載ってる手品をした一年だったので。

”Gap”系がどれも好きで結構やったのと, "6 COVERS 6"と"COUNTERPOINT"も要素だけ抜き出して結構やったりしました。

第1位 : Deep Magic Seminars by Benjamin Earl

はい, 第1位は言わずもがなですね。Benjamin Earl氏のDMSです。

思えば今年, 私が手品やっていた時間の6割はDMSだったんじゃないかなぁって気がするくらいです。

詳しくはぜひ前に記事を書いているので読んでみてください。

初心者はとりあえずDMSを見たらいいと思っているのですが, なかなか一発目に薦めづらいんですよね。長いし。サークルにも初心者が毎年一定の割合で入ってくるのですが(というか経験者の方が少ない), 何とかしてこれを履修させたいなと思ったり思わなかったり......

新しくDMS Winterとかも始まっているみたいなのですが, 今のところは見送っています。正直, タイムゾーンの関係からリアルタイムの受講が難しいのでこれならいつ買っても変わらないんじゃ?と思った自分がいたり......

 

おわりに

一応コインの人という認識がされていたような気がするのですが, ラインナップを見ると原理系カード手品にちょっとよっていますね。

来年の私は果たしてどんな手品をしているのでしょうか。まあ何をやっていてもいいのですが, もうちょっと人に見せる機会が増えたらいいなと思う今日この頃です。

 

では, 皆さんも一年お疲れさまでした。また次回お会いしましょう。よいお年を!!!