やぁどうもおはようございます月ノ風です。

秋って感じですねぇ、肌寒さを感じつつも、ちょっと動くと暑く感じたりして、これが適温って感じ。まぁ私が住んでいるところでの話ですけども。
私最近ロードバイク乗ってないんですけど、この機会にまたちょっと乗ってみようかなって気持ちがあります。

 

さて、今日は最近話題になってるあのアイテムを使う手順が解説されるDVDです。

Visions of WONDER 1巻

おそらくそれなりにマジックやってるなら見てるんだろうなぁというくらい定番化している気がするDVDです。マヌーヴァさんからシリーズで出てるんですけど、私実は1巻の演技部分と一部解説しか見たことなかったんで、これを機にシリーズをみようかなと
というわけで1巻からです。次は私の気力次第で2巻を見ます。

レビュー

指輪と時計と財布

有名な作品ですよね、この手順を簡単に行おうっていう商品が販売されているほどです。
過去にワンダライズドのレビュー書いてますけど手順には触れてなかったので改めて

指輪・腕時計・紙幣を盗まれてしまうがマジシャンはすぐに取り戻すというストーリーで行われる手順です。
実際の手口を元にしてるので理由付けが強くてすんなり理解できます。要は不自然さが少ない。いやもうここを特に評価したい。この人のマジックは全体通して「見え方(見せ方)」が優れているなと感じます。

このマジックは冒頭で触れたように商品が作られるほどに手が込んでいて容易に真似できるものではないんですけど、それくらい作りこまれた手順ってことです。
ストーリー、動作、手の形、拍手のタイミングと姿勢。全部練られていて、とても参考になります。

マジック・ランチ

客にカードを選んでもらってる間にテーブル上に卵の模型が現れ、その卵の中から選ばれたカードのミニカードがでてきます。
そして、持っていたデックは全て同じカードであったので選んだカードはデックの中になかったことを見せて終わります。

現象自体は特に惹かれるものはない・・いや、まぁミスディレクション部分はすごいなと思うんですけどワンウェイを見せて終わるのはあまり好きじゃないのと卵を出してそこからミニカード出す理由とワンウェイでしたって理由がよく分からんのでそういう全体で言えばあんまりピンと来ない手順です。
ただ、卵を出す動きという一点は参考になります。というかDVD内で視線誘導の練習にも良いと言っていたので、そういう目的で収録されたものなのかもしれない。
あと、氏の安定感に対するこだわりと大胆さを垣間見れます。

針の穴を通して

丸めた糸を針の穴の部分に押し付けてからマジカルジェスチャーを行うと針の穴の中に糸が入り込んでいき、糸が何重にも穴を通った状態になって抜けないほど詰まっていることを示し、プレゼントします。

息抜きとして演じる手順だそうです。確かに強いインパクトが起きるという類ではないですけど、これも一種の不可能物体(に見える物)なので、驚きを得られると思います。
私はジプシースレッドも結構好きなので糸系の手順考えるのもありかもしれないなって思いました。
ただ、このマジック準備が面倒です。当人この作業が楽しいって言ってました(字幕では)けど、なるほど気質が違うんだな・・って
よほど活かせそうになければおそらくやらない・・けど見慣れない類の物なのでアクセントに良いかもしれない。

プレゼント用に収納する紙を用意してあるそうで、そういうの(その紙にある工夫も含めて)大事だよなぁと思いました。ただそこも用意が面倒だ・・ショー用のネタだなって

テイムド・カード

ワイルド・カードをホッピングのような場面でもできるように、テーブルなしでもできてリセットも容易にして且つより不思議に作られた手順とのことです。
私はパケットトリックを殆ど知らないので比較ができないんですけど、確かに不思議、というかよく考えられてるなと感じる手順でした。
そもそもこのマジックは演出面が面白いです。いきなりアラームが鳴りだして「趣味の時間だ」っていうところから始まるので、何が起こってるんやという困惑から始まります。

そして被害者系の演技に進みます。ここも提示する順番等大事な要素がありますし、ここの注意点は割と聞く話でもありますがマジックにおいて大事な狡さだなって思います。

注意の引き方と大胆さが優れていて、リセットも考えられているのでこの手のマジックをしようと思ったときはこの手順をやろうかなって感じです。
しかもここで触れる「枠組み」の話は参考になるポイント。「少し困ること」をむしろ更なる驚きの材料にしてしまおうというのが私好みでした。

2カップ・ルーティン

現象説明を書くには書くべき場所が多すぎるので動画を見てくれって感じなんですけど、大きなくくりで言えばタイトル通り2カップルーティンです。
カップアンドボールでよく見るレモン等は使わず、ジャケットのポケットも使わずに大きな驚きを引き出す手順となっています。

初見で見事に引っかかったし、知ってから見てもすげぇなとしか言えないくらいすごいです(語彙力)
見たことがないなら是非見るべきって感じはします。いや強要はしませんけど、カップ系のマジックしようとしてるならこれを知らんって損だろってのは思います。

ミスディレクションが必須で、めちゃくちゃ大胆に感じて自分はできないな・・と思ってたんですけど、解説を聞くと複数の手法を合わせて成功率を高めていて、仮に失敗しても見せる現象を変えることで対応できるそうなので挑戦として取り組むのアリやなって感じがします。

憧れの手順ですが、この手順をするには必要な道具があり、その道具が市販にはないんですよ・・いや、なかったんですよ。
なんとつい最近フレンチドロップさんでこの道具が販売されました。製作者のツイートをみるに販売が始まる前に売り切れたそうですが、入手するチャンスはあるよってことです。

この手順で使われる手法はチョップカップにも応用できるということでその実践例もありました。いやすごいわ

 

おわりに

2回に分けようか悩んだ・・まぁこれくらいの文字数なら1回分かなって感じ。
いや、1000文字くらいにしたいんだけどね・・作品集ってなるとやっぱ文字増えるね・・

いやぁこのDVDは多くの方にお勧めできますね。初学者にお勧めかは微妙なところですけど、自分の方向性が分からなくて磨くべきものが分からないって人も学べることはきっとあります。

次は2巻ですねぇ・・本当に2巻と3巻一度も再生したことがないレベルなのでちゃんと一回で書けるのかもわからない・・とはいえ今回1巻を見直してやっぱりこの人凄いんだなって感じたので期待してます。

ではではまた次回