はいどうも、お久しぶりな気もするしそうでもない気もする私です。

月ノ風です。

毎週同じ曜日に書いてるんだから同じくらいの感覚だろうに、なんとなく久しぶりな気がする。

1週間って色々あるんだなぁ… つきを

 

さて、今回レビューするのはこちらです!どどん!児玉恭治さんの「お好きな数を、どうぞ!」です!いぇー!ひゅー!

これね、あの、あれなんすよ、他の書籍買ってた時に「あぁ、もうちょいで送料無料だ、なんかいれよ」ってなって探して気になったから入れたみたいなその程度の軽い気持ちで買ったやつなんですけど、これがまぁね、ふざけんな(褒め言葉)ってなったんでレビュー書こうかなって

ちなみにですけど、その時に買ったやつも読み終わればレビュー書く予定です。賛否両論といわれているアレ。

全然!読めて!ないけどね!!

なんなら図書館から他に本借りてますからね、時間ってなんで有限なんやろ…有限って言葉自体がおかしいんだよな…(哲学)

まぁそれはおいといて、今回はこの「お好きな数を、どうぞ!」のレビューです。

 

まず現象というか商品の説明から入ると、簡単にいえば、借りたデックでもできる即席のエニーナンバー系トリックです。

ですが、ちょっと違う。

商品説明文には「52通りのパターンに対応」と書いてあります。

そう、対応です。

ここがこのマジックの重要な点です。(それゆえに今回触れづらいところでもある)

 

このレクチャーノートですが、解説しているマジックは一つだけです。しかしこの一つが癖が強い。

読んでる最中に思った率直な感想としては、「いやいやいや、え?できるか?」です。

本文中に二川さんが「名人芸」と書いてますが、その通りです。難しいです。

世に蔓延るいかにもスライトですというような尖った技術が必要というわけではありません。むしろ技法単位で言えば初心者でも似たようなことが出来ます。

それでも「名人芸」と言わしめるのは、偏に熟達が必要だからです。

動きの中で必要なことをしろというようなことが詰まってるわけです。そして、それは臨機応変にスムーズに行われなければならない。

 

それでも、これらの条件をクリアできれば

・仕込み無しで出来る

・選ばれたカードを好きなところに戻してもらい、そのまま混ぜてもらえる(キーカード等は使わない)

・1~52の数字を選んでもらう前に客にデックを手渡しておけて、数字を選んだ客自身にカードをめくっていってもらえる

※(確率的に事故る可能性もあります。数字を聞いてから手渡すか決めた方が安全だと書き忘れました申し訳ない。)

という、不可能性の高い現象を起こせるわけです。

 

ノーセットで不可能性を出してインパクトのある現象を起こせるという点では、リミテッドエディションに近いものを感じます。ただし難易度が違うけれども。

一応本人の手順以外にも著者の改案(要セット)がありますが、これは魅力が落ちます。ノーセットでできないなら他のカード当てをやります。

 

難しい難しいと書いてますが、魅力的なマジックだとも感じています。

これが出来るようになれば武器になるだろうなという感じ。

……出来るようになれば……。

ただ、私が難しいと感じているだけで、マジックに慣れている人にとってはそうでもないんじゃないかなとも思っています。既に書いたように、技法自体はそこまでのことじゃないので(強いて言うなら、一度ファローをするけどその時にできるだけパーフェクトに近いほうがいいくらい)

あまり触れないようにしている「1~52に対応」の部分も、ぼんやりと読めばこいつ本気で言ってんのかなくらいに思うかもしれませんが、演じる気で読めばそこまでのことじゃないです。ちゃんと読めばというか、ちゃんと読むまでもなく法則を押さえるだけですし、メンタル系に手を出してるならなおさら楽に感じるんじゃないだろうか……

 

私が感じる難しいポイントは3つくらいあって、一つはまぁ、楽にしようと思えば出来るかもしれません。もう一つがこれは要練習で、もうひとつはまぁ演じる気でイメージトレーニングしたらそこまでのことじゃないでしょうというくらい。

おそらく本人は楽にしようとしてこういう形になったんだと思います。私は練習を楽にしたいんでちょっといじれないか考えてみますが、記載の方法もそれはそれで芯の見える手順です。

 

実際に慣れたらストレスを感じなくなってくるんだろうなと思います。覚えること自体はそこまでじゃなくて、あとは技術と対応力が追いつくかどうかなんで、それこそ慣れで解決できる範囲だと思います。

残念ながら私にはまだ難しいですけど。

 

このマジックは、出来るようになっておけば便利なんじゃないかなシリーズ(?)の仲間入りです。

 

ということでね

今回の作品は割と刺激的でした。「そんなことができるならやっとるわ」的な憤慨もありましたけど、それでも不可能とは思わない感じ。慣れたら出来る範囲だと思います。こういう動きってそれくらいの難易度でもあるんだなという気づきを得たので、今後これが出来るようになれば自分の手順も変わってくるかもしれません。

1~52に対応の部分も、考えたことはあっても形にしたことはなかったので、今後似たものを利用したい時に良いサンプルになるなとも思っています。

あとは、ちょっと前から考えてた動きをこれに取り入れれば少し楽になりそうです。ムーブもちょっといじり甲斐あるかもなぁって感じで、総じて私にとっては良い材料が手に入ったなという所です。

 

人にお勧めできるかと聞かれると微妙なところですけどね……現象的にメンタル色が出る割に動きはあるので、演者のキャラクターに合うかどうかは気になるところだと思います。

私はいじって練習してみようかなって思いますけど(ラフな空気でやる時用)

 

さてさて、こんなところでしょうか。

1000文字以下にしようかなぁって思ってたけど普通に倍超えたね。トリック一つについてどんだけ書いてるんだ。

むしろ一つだからこそ書いてる説あるけども……。

書き始めたらつい長くなっちゃう系の人ですどうも。

 

来週はどうなるかな……来週というか管理人Jさんが忙しそうだったら他の曜日に出張する可能性あるんだけども。もしかしたらレビュー以外のものもその内ちまちま書くかもしれません。その場合は思想的なものが多くなると思うんで、不快に思う人もいそうです。わしの好みが分からんなぁって人は要注意ということで()

ではでは、また次回

(月ノ風)