やぁどうもおはようございます月ノ風です。

最近少し折り紙をはじめてみたんですけど、本の書いてることが分からんってあるんですねぇ
確かに量が膨大になってしまうんだろうなぁとは思うけども、もうちょっと細かく書いて欲しい
まぁ、このあたりはわしが完全に素人だからってこともあるんでしょう・・この折り方でどうなるかを想像で先に見れるようになればいいんじゃろ・・
いわば楽譜で毎回音の高さと鍵盤見比べてるようなものだわ・・そう思うとそらきついなと思うね

折り紙はね、一応目標があって始めたものなのでそんなに深くやるつもりはないんだけども

それはさておき今回はルーティンズ
これでいよいよホリングワースさんのレビューシリーズは終わりです。

ルーティンズ

ホリングワースコレクションのロンドンコレクション・リフォーメーションをレビューしてきました。このルーティンズが最後の1作です。
今回は個人的にCAANが一押し。

レビュー

トラベラーズ

4枚のAが別のポケットに移動しているというマジック
別とはなんぞや、そう、ジャケットを使います。この人めっちゃジャケット使いますね・・
ジャケットの内ポケット左右と、ズボンのポケット左右に1枚ずつカードが移動しています。そしてそれがエキストラも準備もなしで

これやる機会殆どなさそうだし、ポケットに移動してるからなんやねんというそもそもの現象に対する姿勢に悩むというのを置いといたら、使い勝手がいいマジックなんじゃないかなと思います。
練習は要りますけど、そこまでの無茶ではないし即興性が高いので
演出考えてちょっと練習してみようかなという気持ちになります。ただ、ジャケットをそんなに着る機会がない・・

ギャンブリング・ルーティン

その名の通り一連の流れで行うギャンブリング系マジック
色んな手法でAを自身の元に集めて、最中確かにカードが混ざっていたのに最後は全てのカードの順番が整っているというマジック

これはねぇ・・どうなんでしょう、私があまりギャンブリングの手順を好んでいないというのもあって評価に悩みます。
エンディングは綺麗なものです。そこに至るまでの構造も手軽さを感じさせないのに効果を強めていて良いとは思うんですけど
どれだけ雑にできるかってとこでしょうかねぇ・・ホリングワースさんは綺麗に演じるから違和感あるんかもしれん・・
まぁ、手順自体はいいものだと思います。動きも割とシンプルで覚えやすいものですし難しくもないのでやりやすいです。強いていうならボトムディールを多少練習したほうがいいかもしれない

カサンドラ・クアンダリー

信じて貰えない預言者の話をして、マジシャンも倣って予言をするが信じて貰えない状況を作るために予言のカードをデックから出して封筒に入れておく
その後に客が一枚のカードを選んだらまさにそのカードで、封筒の中にカードを残ってないというマジック

好きです。理由はまぁ、私の好みのマジックを知ってる人は分かると思うんですけど、ストーリーに沿ってマジックを演じるから
現象も面白いですね・・単純に惹かれます。ただしこれは準備も演技もしんどい・・そこまでせんでもええやんって感じはします。現象を起こすだけならもっと簡単なやり方があるって本人が言ってる・・
さて、このルーティンズにもDVD収録時の追加要素があって、そこでカサンドラの別案が紹介されてました。
私はそっちのほうがいいなと・・これもまぁ準備は重たいしちょっときになる部分ありましたけど、原案ほどしんどくない。効果はそこまで変わらず楽になってるのでこっちのほうがいいなと思います。

エース・アセンブリ

4枚のAの上に3枚ずつカードを載せていき、スペードのAとその他3枚をまとめて胸ポケットに入れた状態で、他Aの消失をみせていき胸ポケットからA4枚をみせる
そして元に戻すといってスペードのA以外が元のカードに戻り、それぞれのAが元の場所に戻っているというマジック

これ一つの到達点じゃないですか?これといって非の打ち所がない見事な手順だと思います。
手法に関してマジシャンは気にかかるところがあるという人もいるでしょうけど、私からすればよく工夫されて弱点を削っていて、その代償としては十分差し出せるものだと思います。
現象としてはひとつの理想だと思いますしね。
コインでいうところのマトリックスからのバックファイアをノームーブでやってみせる的なことですよ。ウィルツァイのあれみたいな
あそこまでビジュアルではないけども

カード・アンダー・ザ・ボックス

カードアンダ-ザボックスを3連続で安定してどこでもできるようにと考えられた作品。

コンセプトは好きです。場所を選ばず即興でできて分かりやすい現象。ただ、構造上マジシャンが一度ミスするのが個人的に気に入らないところです。
まぁ演出変えればそこまで問題にならんかなとも思うし動きを変えればそれ自体消せるかもなぁとは思うんですけど
そこ以外はそら強いわと思いますね、確かに使い勝手が良さそうです。ちょっと何かみせるみたいな時にいいんじゃないだろうか・・

この手の現象の入門としてもいいかもしれない。

ア・カード・アット・エニー・ナンバー

サインしたカードがランダムな数字により選び出される、まぁ、CAANです。

一押し。そして本人が言ってたようにあまり広まって欲しくないタイプのトリックです。
まぁ、メンタルの分野で時々見かけるタイプのものではありますが、私はこの手法がすきでね・・
この大胆さとそれによって生まれる強度が素晴らしいですね、こんなにもシンプルかつ強力に達成できるもんですかねって感じがします。

とはいえ人を選ぶとは思います。これも準備が割と重たいマジックで、検めのような事はできません。しかしそれを補えるほどにクリーンに演技をします。
私は好きです。万人にお勧めというわけではないけども

おわりに

はい、他にも追加映像の部分で紹介されたストーリー仕立てのモンテやギャンブリングルーティンの追加要素もあるんですけど
モンテはまぁゴリゴリの仕込みでストーリーを気に入るかどうかの話しだし、ギャンブリングは技法の解説的な物です。
一応ここでボトムディール等の解説があるのでやり方分からんわってひともある程度はカバーされます。
とはいえ紹介されてる手法を行えるかどうかは人によりますけどね・・手が大きいからこの手法を考えたみたいなこといってたし・・

さて、これでホリングワースコレクションは終わりです。
アイキャンディのあの突っ込みどころの多いDVDと比べると、なんと粒揃いなんでしょう。
好みの合う合わないはあるけど、手順としてゴミってものは一つもなかったです。
ホリングワースさんは見た目の優美さの為に裏でそこそこの無茶をする人だと知りました。この無茶の程度が好みにあえばとてもいい教材だと思います。
ジャケット系がねぇ・・いいですよね・・無茶してんなって思うんですけど、成立するやろなと思うんですよ。ギリギリのところで安全に綱渡りしてる。やるかどうかはおいといて、面白いです。

それでは締めましょうか
次回は!なんかしらの小ネタかウッディさんの予習期間にはいるかだと思います。
ウッディランドも実はちゃんとみてないので・・これを機に・・

ではではまた次回