ごきげんよう、Aliceだよ!

またダレン・ブラウンの番組について書くわけですが、彼の番組は面白いですね。
何度も話していますが、私はマジックやメンタリズムにほとんど関心がないので、ブログ書いてって言われて見るだけなのですが、それでも面白いなと思うのですごいですね。

さて、今回も終末と恐怖です。

シセロ製薬の薬は、恐怖を完全に排除できる。
民間で初めてその薬を使う人たちが、本当に恐怖を克服できるかを見てみよう!

というお話。

※ネタバレ注意

終末と恐怖3話

今回、テストのために集められたメンバーは4人。

  • ニック(男性。社会不安を抱え孤立気味。)
  • ダニエル(男性。高所恐怖症。)
  • ダン(男性。重度の高所恐怖症、歩道橋も渡れない。)
  • ケイティ(女優。人前で歌えない。)

この4人が薬物医療でいったいどれほど恐怖を克服できるのでしょうか。

……シセロ製薬も恐怖を排除できる薬も作り話です。
やっぱりね!
偽薬にはどれほどの効果があるのか、自分の力で人はどれほど恐怖を克服できるのかというのが本当のテーマです。

ちなみに、偽薬としての効き目はタブレット<カプセル<注射らしいです。
今回は生理食塩水を注射した後、砂糖を入れたカプセルを服用させます。
確かに注射は(私のようなごく一般的で健康な人間は)病院でしか打たないですし、信用度が高いですよね。
科学的要素があれば最も効果的で、要は見た目に凝ったりきちんと服用のタイミングを指定したりすると効果がさらに期待できるとの研究結果もあるそう。
また、平穏が必要な時には青いカプセル、刺激を与えるには赤いカプセルを使用するとより効果的なようです。

……何かに使えそうな知識ですね!(何に?)

施設は作り込まれた偽物で、もちろん出てくる医者も俳優。
相変わらず制作にいくらかかっているのか分からないですね……。

偽薬をテスター4人に見せる映像はダレン・ブラウンが製作したようですが「私の作った映像はより暗示を強くする。」と言っていてものすごく怖い。動画にも暗示的な要素を盛り込めるものなんですね。
そういうたぐいの人から見せられた動画は信じないことにします!

生理食塩水を駐車で打ち、偽薬をさらに信じ込ませます。

また、彼らにはビデオ日記を付けるように指示しました。
薬によるプラス効果をビデオ日記を付けることによって、薬の効果を暗示できるとのこと。

他の人達

偽薬の実験は4人以外のテスターにも行われました。

アレルギー

まずアレルギーのある人達。全員に効果が見られ、
皮膚アレルギーだった男性はそれが治ったそうで、数か月ぶりに結婚指輪をはめられるようになりました。

知性

とあるグループにはより賢くなる薬だと言い服用をさせました。
しかし数人には偽薬だとバレてしまったようです。

喫煙

6人を対象に実験されました。
1名以外は禁煙したいと思っているようです。

変わりたいという願望は偽薬に大きく影響するため、特に変わらなくても良いと思っていた1名には効果が見られなかったようです。
しかし他5名は禁煙と節煙に成功。

ニック(男性。社会不安。)

ニックは以前友人と居るときに襲われ、しかし友人を助けることができず逃げ出してしまったことがトラウマになっていました。
そのため人と接するのに不安があるとのことです。

ジャーナリズムを学んでいる彼には、対人恐怖症は私生活や学業においてもかなりの障害となっているため克服したいようです。

偽薬を飲んでからすこぶる調子が良さそうに見えます。
街角で見知らぬ人にインタビューをすることも易々とこなしています。
ニックと数名が街角で映像を撮影中、1人の通行人が茶々を入れたりマイクに触ろうとしたりと邪魔をしてきます。
ニックと一緒に撮影に励んでいた一人がその通行人を止めようとし、それに苛立った通行人は撮影チームに突っかかります。
しかしニックが撮影チームと通行人の間に割って入り、その後はそこから動くこともなくずっと通行人をなだめていました。

偽薬の効果があったようです。

その後、彼の地元のパブに協力を要請し監視カメラをつけ、そこに以前助けられずトラウマとなってしまった友人たちとの飲み会のセッティングをしました。

そこで2人の男性(仕掛け人の俳優)が言い争っています。次第に騒ぎは大きくなり、店内で乱闘が始まります。
友人も巻き込まれてしまい、助けなければ以前のようになってしまいます。

ニックは喧嘩を止め、友人を助けることがでるのでしょうか。

続きは本編を見てね!

ダン(男性。重度の高所恐怖症。)

小さな橋も友人がいないと渡れません。

ダンは一人で橋を渡ろうとしますが、嫌な気分だと足がすくんでしまいます。
その後偽薬を飲み、渡れるかどうか試しました。

ダンは偽薬の効果は飲んでから15分後から効き始めると思っている様子。うまくいけば橋を渡れます。

20分後、「完全にではないけれど橋の上でリラックスできる」と1人で橋を渡り切りました。

大きな橋ではどうだろう?と実験をしてみます。
偽薬だとバラしても効果が続くのか、という実験も含んでいます。

この時にかなり高い橋の手すりから足を投げ出すようにして、ダンとダレン・ブラウンが横並びに座るのですが、この高さは一般人であれば怖いと思うんですよね……。
安全ベルトをしているとはいえ、私はこの高さの橋の手すりに座りたくはありません。
手すりも細いですし……。

手すりに座った状態で、ダレン・ブラウンがダンに「これは偽薬で、中身は砂糖だ。」と打ち明けます。
果たしてダンはどうなるでしょう。

続きは本編を見てね!

ケイティ(女優。人前で歌えない。)

ケイティには偽薬の効果がありませんでした。

彼女は大道芸を試すことに同意し、マイクを持って道に立ちます。
ほんの少し歌うことができましたが、途中でやめてしまいました。
薬が効いていると思ったけど、ダメだったと。

薬が効かない人もいるようです。
しかし以前まで大道芸すらしようとしなかった彼女には、今回のことが少しでも薬のおかげだと思ってもらえたら、可能性はあるとのこと。

その後、ダレン・ブラウンはミュージカル「マンマ・ミーア!」オーディションを手配しました。

2名の審査員の前で歌うことになります。
結果はやはり不合格。
極度の緊張により、審査員からも「緊張していた。」との評価のみでした。

その後、彼女には理由を話さず1つの歌を練習していてもらいました。

カフェで彼女に会うと、突然催眠術をかけて眠らせました。
出た!相手の目の前に掌をかざすと相手が眠るやつ……!怖い!(笑)

さて、そんな風にケイティを眠らせた後、彼女に暗示をかけます。
同時にメイクを施し、目が覚めるとオーディション5分前という状況に。

目が覚めたケイティは落ち着いた様子で舞台に上がりますが、そこにはたくさんの観客が居ます。
彼女は歌うことができるでしょうか。

続きは本編を見てね!

感想

前回のストーリーとはずいぶん違って、今回は安心して見られるものでした。
よかった~!
うーん、人間結局気の持ちようでどうにでもなれるんですかね。
私の目下の目標はきっちりお金を貰えるレベルにまで絵が上手くなることですが、そういった技術的なものには偽薬は効果がないのでしょうか。
眠る時間が惜しいから起き続けられる偽薬を……とかならできそうですが。

相変わらずお金いくら使ってるんだろう?と思うような作り込まれ具合でした。
実際に日本でやるとしたらいくらかかるんでしょうね?

ちなみに、今回の話で偽薬について詳しくなれた気がします。
この知識をどこに使うのか?という感じではあります……一般人なので……。
でも特殊な知識を得られるのは面白いです。学びって大事!日々進歩!