前回の記事が割と好評(?)だったので早速第二弾です。

趣味でマジックをしていた人が、仕事を引き受けたり、お金が発生する所謂プロとして働くようになった時、意外と悩むらしいビジネスマナーについて、折角そこそこ知識があるので話していこうというもの。

当たり前ですが、趣味でマジックをしていた時とは違ってきます。今までは見せたいから見せる、といったスタンスだったものが、見せて欲しいと言われて見せるサービスになるので、それ相応のサービスマナーが無いと仕事の依頼が続かない...なんてことも考えられます。クライアントも、仕事を気持ちよく依頼したいでしょうし、マナーがきちんとしていると格式が高く見え、マジックの質も上がるのではないかと思います。

 

今回は実際にプロマジシャンとして仕事を受けている人に、”実際に困ったこと”を聞いたので、それを参考にお話していきます。

断り方

スケジュールが原因

まず、仕事の断り方。これはいくつかパターンがあると思います。

例えば日程の都合が悪いから受けられないという場合は

『〇〇日は先約(仕事)があり、お受けしかねます。申し訳ございません。

△△日と××日でしたらスケジュールが空いております。』

と断ってしまって良いです。何故受けられないのか、という詳しい事を伝える必要もありません。もし私用の場合は先約、仕事の場合は仕事と簡潔にまとめてしまって良いです。クライアントは仕事が出来るのか出来ないのか?が重要なのであって、他の事はどうでも良いという場合がほとんどです。

また、日にちがずらせるものであれば、何日か候補を上げると、クライアントが日程を決めやすいです。その日以外は空いているのであれば、〇〇日以外でしたらいつでも...というように「是非その仕事をしたいけど本当に日程が悪い」というアピールをさり気なくするのも有りです。クライアントと予定が合えば再度オファーをくれるかもしれません。

気分が原因

そして気乗りがしないので断ろうと思う時。

仕事なのでやらなければと思うのが一般的なのですが、乗り気でないと良いパフォーマンスにならないので断ってしまおうと思う方もいるかもしれないので一応。

物は言いようですが、『〇〇日は先約があり〜』と断るのは、「では△△日でしたらいかがですか?」と切り返されてしまう可能性があるので変に言い訳は付けず

『有難いお話ですが、今回は辞退させて頂きます。また機会がありましたら是非〜』

と、あえて理由を言わないのも一つの手です。この方がクライアントからは突っ込まれにくいです。印象を気にするのなら、「仕事でして...」と言うのもありですが「では是非見に行きます」なんて言われてしまってはそれこそ信用が無くなってしまいます。

しかし、仕事を断ると「次も断られてしまうかも?」という印象にもなりかねないので、基本的には断らないように努力をするべきかと思います。

 

お金の話

もう一つ困ると聞いたのは、お金の話。確かに切り出しにくい...。

お金の件は、本来きちんとした仕事の関係であればクライアントから聞いてきます。または〇〇円ほどで...と提示をされるはずです。

とある人は「HPに予めおおよその値段を提示している」との事。(本人曰く、面倒だから先に提示しているらしい。)

そうしたいのは山々だけど、もう仕事の依頼来ちゃったし!という方やHPとか無いし!という方はやりとりの最初に提示してしまいましょう。

 

例えば

『是非、お仕事をさせて頂きたいです。

〇〇と△△ですと(または〇〇時間)、✕✕円になるのですが、いかがでしょうか?』

と言うように「その仕事を受けるけど、私がやるといくらかかるよ。いい?」と聞いてから細かい話を進めてください。

なぜその値段になるのかを大まかに説明するために、〇〇と△△(または〇〇時間)と言うように細かい内容の提示ができると尚良いです。

内容が決まっていない場合は、大まかで良いので『仕事を受けるのは構わないけれど、私がやると✕✕円〜場合によっては✕✕円くらいかかるかもしれない』という旨を伝えると後から金額で揉めることも少ないと思います。

私はマジシャンではないため、値段設定が分からないのですが…。時間で決まっている場合が多いそうですね。

 

 

もう少し書こうとしたことがあるのですが、それはまた次の機会に…。

マナーは様々なものがあり、一概に何が良い悪いとは言い難いですが、」必要最低限の知識はあって損は無いと思います。

 

 

 

(Alice)