やぁどうもおはようございます月ノ風です。

最近PC君の寿命を感じていて(とうに過ぎている)、買い換えるならどんなのにしようかなぁと考えていたりします。

はい、今日は一応ちゃんとした(?)DVDのレビューをします。しますっていってもふわっとしてるんだけども

Only Slightly Sleighty

Ryan SchlutzさんのDVDです。セルワを探したことある人ならおなじみの人だと思います。

このDVDのコンセプトは、セルフワーキングに少しスライトを足せばめっちゃ不思議なんじゃねってものです(意訳)

そういう路線嫌いじゃない・・
私、純粋なセルワの大きな弱点は手順を覚えて帰った客が再現できてしまうことだと思っていて、演者がある程度秘密の操作をしなければならないっていうのは良い要素だと思っています。(ただしセットはめんどいのでダメ)

レビュー

ではレビューを・・とはいえ内容がそこそこあるので駆け足気味
あと英語聞き取れないので完全に映像判断でのレビューです。

Future Card

スートとバリューの予言的なマジックです。まぁ予言というか示唆するカードを出すという感じですけども・・(プロット名が分からない)
現象自体は別に悪くはないかなと思いますし、カードケースの使い方もちょっと参考になるものでしたけど、セットが重い・・個人的にはセットがいるというだけで大きな減点です。
好みの話しますけど、「予言」にあたる現象ってそんなカジュアルにやるもんです?っていう違和感が付きまとって、もっと不思議に沈み込める余地が有るものを「カードマジックの手順」がストップをかけてしまっているようで・・要は現象までの手数の多さが気になります。

あと重要なタネの部分があんまり好きじゃないです。(しんどい)

Shuffles Therapy

客と一緒にカードをシャッフルして、客が選んだカードを手触りで当てるマジック。
フューチャーカードと似たようなトリックというかタネを使いますが、まぁこれもしんどいのであんまり好きじゃないです。

これ書いてて思いますけど、現象だけ見たら別にこんな工夫しなくてもできるんですよね・・本当に手順を追わせない為の工夫という感じ。
ただ、確かにこういうタネは追いにくいと思います。というか限定しにくい。
これもまぁ・・「うーん」ってなったマジック。(あんま解説する気もない)

Long Way Out

演者と客2人の合計3人で行うマジックで、3人ともフォーオブアカインドをみつけだすマジック。
狙ってのDVD構成なのかはわかりませんけど、ここから演出要素が手順に盛り込まれて面白くなっていきます。
このマジックもセットがいるしそれなりに面倒ですけど、現象的にやるか考えてもいいレベルです。

パケットの山を4つ作ってそれぞれのトップに特定カードが揃うっていうのあるでしょう。
それを3人同時にやるためにどうしようかって感じです。(実際はもうちょっとドラマチックなエンディングです)
構造は単純だけど、見た目上の無駄を減らしてかつスムーズにやるための工夫としてのセットとタネなので、これはアリ

Any Card To Any Sum

セルワのエニエニってところですね・・カード引かせてるのでCAANじゃねって思いますけど
私的にはこのDVDの中でオススメ作です。なによりセットが要らない、素晴らしい。
あとこれ初めて知った手法を使っていて「へー」ってなりました。条件変えて何度か試しましたけど確かに成立する・・なるほど・・

難易度はイージー+みたいな感じですね・・こういうのは結構好きです。
要は枚数コントロールが肝です。なんならそれだけといっていい程。とはいえそこを自然にやるのがスキル
とても・・ダニみを感じます・・

Magic Camp

ええやん・・(唐突)
演者と客2人の合計3人で行うマジック。
ちょっと英語聞き取れない勢なので詳しい演出分かりませんけど、タイトルからしてもおそらくマジック体験みたいなマジック。
3人それぞれがカードを選び、他の人がそのカードをあてる、みたいな運びです。

ええやん・・(二度目)
割と手順が長くて煩雑でしたけど、要は1点だけ達成できればいいんだなぁと。それをどう達成するかが問題であってその他は演出の一部という感じ。
だとするなら演出が優れたマジックといえます。同時にもうちょっといじれるんちゃうと思うマジックです。
タネの部分はゴリゴリのセットですが、そのやり方(?)は初めて見たな・・って物です。
そこもちょっと面白い。他のマジックに使えそう。

演出が面白く、現象も中々くっきりしていて良いとおもいます。ただそこそこしんどいし覚えておくのが面倒かも

Combined

これもCAAN的なマジックですが、ちょっと特殊な道具を使います。
タネの部分が中々面白かったです。これも「へー」ってなってました。覚えておけばなにかいじれそう。

ただ、やや怖い面があるのと即興とは行かないので前述のCAANの方が私は好きです。

We Do As We Do

演者と客の2人で、お互いのカードを見つけ出すDo as i do
後ろを向いたり手札を背後で混ぜたり抜いたりしません。シャッフル含めて全て互いの目の前で行います。

セットが・・重い・・
いやまぁ不思議だとは思いますけど、このためにこのセットは・・めんどいっす・・
あとタネの部分もあんまり好きじゃないやつ。

おわりに

全体的に、とある手法をメインで扱っているイメージです。
スライトを使わない代わりってことでしょう、私はあまり好きじゃないやり方なのであまり参考にならない部分ではあります。
ただ、確かに楽に不思議にできるのでしょう。

とはいえですよ、その不思議は「追えない」という意味であって、感動する不思議とはまた別種のように思います。
まぁそこは演者の腕の問題も大きいでしょうけど、なんというか、マジシャンフーラーを目指してるんかなぁという感じ

スライトを使わないというのも単に演者都合の範疇でしたしね・・使おうと思えば使えるでしょってくらいデックに干渉してます。
このタネを使わなければ達成できないというより、このタネを使うことでスライトによる演者ストレスを緩和して追加で不可能性高める動きも入れられるようになったという感じ。

結構いいなってのもあったし知らなかった知識や思いつかなかった演出案もあったので価格分の価値は十分あったなと思いますけどね。
総合的には割と良かったです。

 

さて、締めましょうか
やっぱりこういう、いくつか収録されてるDVDはながくなるんだよなぁ・・
前編後編でわけたろかなとおもいますね・・あんまりやなって作品が入ってて内容を聞き取れない英語のDVDですらこれだからなぁ

将来的にはdisc1前編みたいな書き方するかもしれない・・
ではではまた次回