2023年8月11日、『はじめての催眠術』の著者である漆原正貴氏との対談形式で行われたセミナー記録のディレクターズ・カット版となります。
内容:
前回出した "Private Hypno Seminar" の拡張版に、『はじめての催眠術』で記載された手法の実演と書かれていないポイント、それぞれが考える工夫や普段やっている現象について大凡2時間半に渡り語られています。
- 認知科学的観点から考える催眠の理論
- 期待について
- 概念の共有について
- 理論の重要性(実は何でも良い)
- 疑似科学の利用
- 社会的現実としての催眠
- 説明が必要になる時
- こめかみの錯覚(被暗示性テストとして使える)
- それぞれの導入
- それぞれの指固め
- マグネティック・フィンガーと裏技
- フィンガー・テスト(『はじめての催眠術』より)
- トリックと明かすべきか、それぞれの見解
- 催眠現象が起こらない人への対応
- 催眠現象が起こらない人に対して行う手法
- バルーンの誘導 / 両手が開く(『はじめての催眠術』より)
- ブック・アンド・バルーン
- コイン・オン・ザ・ハンド
- 霊符プロット
- ペットボトルが好きになる(『はじめての催眠術』より)
- それぞれのカタレプシー
- 日常でやる手順
- トリックの併用
- カタレプシーの戦略
- ペットボトルの補足
- 紙で行う暗示の例
- 質疑応答:
- なぜカタレプシーを行うのか
- 硬直に関する質問
- 味覚変化について
- 幻覚について
- 禁止暗示と確率の話
- 動機の重要性
- 1対1で意識していること
- ブルート・フォース・アタック
- Cerebral Steal の実演
- Flash Amnesia Induction の簡単な実演と解説
- 忘却と幻覚の仮説
- 味覚変化の実演(疑似催眠)
- 音を利用したステージ催眠の手法
- おすすめの本
- 催眠のコツ?
- 続・おすすめの本
1対1での話もありますが、疑似催眠やトリックについての言及が比較的多くあり、基本的にパフォーマンスとして「催眠術」をやる人向けの内容となっています。
ファイル形式:
mp4形式で前・中・後編と分けています。
前回のP.H.S. でファイルサイズが大きい動画をダウンロードが出来ない人が一部いたため、今回はすべてのファイルを大凡2GBにしています。
カットされた要素
モデル以外の人物が映っている部分や質疑応答、その他が一部カットされています。
- 某ギミックを使った古典的ステージ催眠手法の改善案(モデル以外のため)
- ルーク・ジャーメイの催眠を使わない催眠ルーティン(モデル以外のため)
- MIKITO先生のコイン・オン・ザ・ハンド(モデル以外のため)
- その他マジックの実演と解説(催眠と関係ないため)
理解を深めるために:
幾つかのレクチャーや書籍を見ておくとより理解が深まります。
『はじめての催眠術』著:漆原正貴
著者がゲストスピーカーとして来て頂いたのもありますが、著書内で言及されなかったコツや戦略が多く解説されています。
また催眠がメインテーマであることから収録されなかった手法の実演等も行われています。これを知っているかどうかで、『はじめての催眠術』で紹介されている手法に対する評価が大幅に変わる可能性があります。
Trick or Mind のレクチャー
必須ではありませんが、次のレクチャーノートからの内容を一部実演しています。
また、今回のセミナーにおけるコンセプトの1つが P.H.S. で提示した前提情報からの発展であるため、P.H.S. を見ておくとよりはかどります(※バーバーの研究を知っている方や "The Oxford Handbook of Hypnosis" を読んでいる方は見る必要がありません)
※ ゲスト及びスタッフの強い要望により、購入され難い価格となっています