冬コミも近くなって、ますますTRPGが熱くなってくる中、某氏が引退発表をしてしまい、また一つつまらなくなってしまいました。

が、筆者は留まることを知りません。

 

さておきまして、今回の題材は「NPC」についてです。

 

NPCというのは「ノンプレイヤーキャラクター」つまり、シナリオに組み込まれた登場人物を指します。

基本的にはGM(ゲームマスター)が操作するキャラクターでもあり、友好的、敵対的、善性悪性と、プレイヤーキャラと同じぐらいに個性が出てきます。

 

今回はソレをGM目線で解説、作り方を記していこうと思います!

 

 

 

 

NPCとPC(プレイヤーキャラ)の違いって?

 

先述の通り、NPCはGMが、PCはプレイヤーが操作します。

厳密に言うと、「キャラクターシートをプレイヤーが所持していないキャラクター」を指します。

 

現実世界で例えると、自分以外全ての人間がNPCという考えもできます。

 

つまり、

プレイヤーはNPCを操作することは基本的にできません。

 

「シナリオ的NPC」と「キャラクター的NPC」

 

これらは筆者が勝手に名付けているだけなのですが、NPCにはプレイヤーが作成できるものもあります。

 

例えると、シャーロックホームズ(PC)のワトソン君(NPC)

右京さん(PC)の冠城くん(NPC)、榊さん(PC)の土門さん(NPC)

といった、「キャラクターに付随してくるキャラクター」は「キャラクター的NPC」として挙げられます。

 

逆にシナリオ的NPCは、シナリオとして用意されたNPC、PCが動くために必要なキーパーソンのことを指します。これらは基本的にプレイヤーが操作することができません。

 

シャーロックホームズ(PC)のモリアーティ教授(敵性NPC)

右京さん(PC)の甲斐くん(敵性NPC)、「ボートピア連続殺人事件」のヤス

 

コンビとして組まされても黒幕寄りなこともあります。

 

つまるところ、

NPCは過信しても、信じすぎなくてもプレイヤーには痛手

 

逆手に取るとシナリオ作成者は「プレイヤーを疑心暗鬼にさせるNPCを作ること」を目指すことができます。

 

 

NPCってどのレベルまで作ればいいの?キャラクターシート作った方がいい?

 

ここはシナリオ作成者へのアドバイスになりますが、

 

キャラクターシートを作ってそれらをNPCにするぐらいには作りこみましょう。

 

作成したシナリオの規模にもよりますが、基本的には人型NPCはキャラクターシートを作成しましょう。

 

描写が薄くて「NPCの大きさ」「NPCの見た目」「NPCの行動基準」が定まらず、せっかくのシナリオが雲みたいにふわふわとしてしまうことがあるかもしれません。

そういった事故を無くすためにも、なるべくキャラクターシートを作成したほうがいいと筆者は考えます。

 

 

GMを第一、探索者を第二のプレイヤーとしたら、NPCは第三のプレイヤーなのです。

 

筆者がGMをするときは、NPCの生存本能だったり、絶望感や一縷の望みに賭ける気力なども込めるように努力しています。

 

 

 

 

 

最後に、「人間ではないNPC」について

 

TRPGによっては会話のできるドラゴン、意思疎通のできる亡霊、スライムに神話生物。

様々なNPCが登場することがあるでしょう。

彼らはおおよそ「人外」なので、キャラクターシートを人外にしていくとともに

 

GMが心理描写を入れる際に、人間としての価値観をそのNPCに寄せること。

 

描写として「神は温情」「慈悲が深い天使様」「供物により怒りを鎮めるドラゴン」「生贄を寄越せば悪さをしなくなる物の怪」

 

実際問題、それらが現実にいたとして、そんなことあるはずがないのです。

 

中には人間好きだったり、余興として人の一生を弄ぶモノもあるかと思いますが、

GMはそれらをロールする際、心を修羅とするべきなのです。

人間でないのに人間的な描写をするのも面白いですが、リアリティに欠けます。(非現実的要素に対してリアリティと言うのもおかしな話ですが・・・)

 

 

 

 

 

今回はNPCについて解説、作り方などを説明していきました。内容は少し薄いですかね?

 

書きたい事を書いていると、「書くべきこと」を忘れてしまいがちなので自分でもこれでいいのかと悩んでしまいます。

 

それでは今回はこの辺りで、冬コミのシナリオ買いあさりに行ってきます。