この投稿、下書きに入れたまま2年以上放置していました…
少し前に出したレクチャーにも名前が上がっているため、公開せねば…ってことで投稿しています。
2年前以上前に書いた内容と、比較的最近書き足した物が混ざっているため、時系列が若干おかしい部分があるかもれません。一応、明らかに矛盾している部分は修正していますが、この投稿を書き始めたのがログを見る限り2019年2月からで、流石にちょっと記憶があやふやな部分がどうしてもありますね…
きっかけ
知人とTimon Krauseの話で盛り上がった結果、彼が一部ネタを提供しているレクチャーノートにいきつきました。
Timon Krauseについては、数年前に日本のバラエティ番組にも出演していたので、もしかしたら見たことがある人もいるかも知れません。子役(名前忘れました)相手にコインのウィッチハンドをしたり、大槻教授のiPadのロックを解除するというルーティンを行っていました。(以下の動画に出てくる最後のルーティンと似た演出だったはず)
知人にYouTubeの映像を見せられて意見を求められた程度なので、その日本の番組でのルーティンはしっかり見てはいませんでた\(^o^)/
ロックを解除する方法はさっぱり分からなかったわけですが…実際にどうやっているかは別として、私も『オトナの科学ラジオ』の企画で金庫の暗証番号を当てたりしているので、似たような方法が使われていたかも知れません(^ρ^)
パッと思いつく方法は7つ、実現可能性を考慮すると5つ、演者負担を軽くする条件が付くなら3つまで絞れますが、もしかすると想定外の手法が使われていたなんてことがあり得るのもこの分野の面白さだと私は思っています。
私がやった方法は、少し前に出したレクチャー・ノート『φ [fai]』でも紹介していますし、Timon Krauseの手法も氏が出ているペンギン・レクチャーで解説されています。だいたいみんな考えることは同じだなと。
というか、上の動画のルーティンの殆どがペンギン・レクチャーで解説されているため気になる方はそちらを見て下さい…
(当サイトでも過去にレビューを書いています)
ちなみに、Timon Krauseのウィッチ・ハンドはギミックレスで行う手法で最も私の好みにマッチしています。レクチャーは残念ながら既に絶版で入手できませんが、もし再販することになったら最優先で入手すべきだと思っています(言いすぎかな?)
さて、話が超脱線しましたが、今回の感想は「TWINS by Nefesch」についてです。
TWINS by Nefesch
観客に目を閉じてもらい、3カウントで左右どちらかの手を挙げてもらう。
演者は3連続で観客の挙げる方の手を当てる(観客より先に同じ手を挙げる)。
最初は、PKタッチ系かなと思いましたが、ウィッチハンド系でした。そして、同じ現象を起こすのに13の方法が紹介されています。
方法によってはPKタッチとしても使えますし、PVでも一部そういう演出がされているものがあります。
トリック・クラス向けコンテンツ
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13:Paolo Cavalli の方法3
もうこの人と言えばみたいなアイディアです。
某小説にも似たような原理の別現象が出てきますし、本書で1,2位を争う確実に起こるタイプのトリックです。
環境が許すなら私もこれはやりたいのですが、なかなか機会が…
まとめ
コンセプト自体は面白いものの、手法を見てみると「それ本当に面白くなるの?」って奴が結構あります。
一部、セッティングやら原理的にステージ向きの手法も含まれていますが、"CONCLUSION" を見る限り、どちらかというと即興で使うことが前提になっているのが分かります。
何も道具を持ってない状況で「何かしてください」と言われた場合に備え、知識と技術を身につけておくのは有りですね。
むしろ、そういうコンセプトの現象なのに、ステージでしか使えない原理を使用する案を出す寄稿者は自由だなと。
とりあえず、めちゃくちゃ不思議とか、超強力な現象が起こるわけではなく、更に手法の半分はサイコロジカルで不確定な手法が使われているため、この辺でもかなり好みは分かれそうです。
私としては好きな部類ですし、この中でも特に下らない手法を好んでやっていました(2年前はよくやっていました)。