今月はまだ定期購読向けに投稿を書いてなかったので、久々に技法についての話でもします。

現在レクチャーも作っていますが販売するかを決めていません。

※作っておきながら販売しないってことがちょいちょいあります

とりあえず、その内容の一部でもあり、直接会って聞かれた時に答えているポイントを今回は紹介します。

これは対マジシャン向けにノーブレイクでやっていますし、他にも幾つかの点で普段やる手法と少し変えています。

ちなみに、最近少し話題になったダイソーの首にかけるアレで撮りました。

クラシック・フォースの特徴

クラシック・フォースのフェアさには疑問が持たれるものの、使いやすいとは考えています。

  • 動作が明確
  • スタックが崩れない? → 次の動作に繋げやすい
  • アウトが取りやすい

動作が明確

机を使わず、「カードを1枚選んで下さい」というシチュエーションにおいて、スプレッドしてやるのは分かりやすいはずです。ファンから1枚を取ってもらう場合、抜く時に崩れそうと思う人がいるので、その点でもスプレッドから1枚を選ぶ動作は無理がありません。

流石にフォースを成立させようとスプレッド幅を狭くしたり、極端に速度を早くしたり、相手に押し付けたり…なんてことをすると途端に怪しさが出てきますが、普通にスプレッドした状態で選んでもらうのは自然です。

スタックが崩れない

書いてから気がついたんですけど、スタックが崩れるフォースのほうが珍しいかも知れません。

正確に言うのであれば、「スプレッドした状態はカードのコントロールがしやすく、次の動作に繋げやすい」ですね。スプレッドを閉じる際に、特定箇所でブレークを取ることができますし、揃える動作でコントロールしても不自然に見えにくいです。

この辺はリフルフォースやドリブルフォースの様に、カードがある程度固まった形で動作が完了するものに無い優位性です。

次の動作に繋げやすい(アウトが取りやすい)

仮にクラシック・フォースが失敗したとしても、形的にアウトが取れるのも特徴です。

アウト前提に行う際は、上の動画の様に直接引かせるのではなく、人差し指でカードに触れてもらうカード・マジックの本で紹介される様な一般的な方法が適しています。

ちなみに、直接引かせるよりも指でカードに触れてもらう方が成功率が上がると考えていますが、理由については別の機会にでも… と思いましたが、近い話を以前の投稿で かる~くしているので、そちらを見て下さい。

クラシック・フォースのアウトについては、テクニックに自信のある人はフォースカードをカルしてコントロールする手が使えます。上手い人なら、アンダー・ザ・スプレッド・フォースに途中で切り替えることも出来るかも知れません。

『カードフォース事典』に載っているロケーターとして利用する方法であれば、そこまでの技術力は必要ありません。ただ、この方法はスタックが微妙に崩れるため、スタックを維持したい人は元に戻す手間が若干増えます。

ルイス・ジョーンズ (著), 土井 折敦 (翻訳)

意識するポイント2つ

クラシック・フォースを行う上で、最低限気をつける必要がある2つのポイントがあります。

独断と偏見も含まれていますが、上手く行かない人はこの2点に問題があると考えていますし、これを改善しない限り、細かい工夫などを幾ら知っても成功率の改善は見込めないんじゃないかと…

ということで、意識するというか、失敗する原因2つはこちら:

トリック・クラス向けコンテンツ

会員クラスが「トリック」或いは「ラボメン」の方のみ閲覧できます。

まとめ

クラシック・フォースはフォース。

2つの要素でまだまだ補足できる部分があるのもの、最低限と言いますか、最も重要な部分は書いた通りです。他の成功率を上げる要素はおまけみたいなものですし、この2つのポイントを気をつけるだけで成功率はかなり改善するはずです。

実際に、以前に製作販売していたクラシック・フォースのレクチャーを見た人から成功率が上がったと聞いていますし、直接私から教わった人も翌週からガンガンフォースをやっていたと報告を受けています。

クラシック・フォースはサイコロジカル・フォースの一種だと考えていますが、基本的にはスライト・オブ・ハンドで解決できる要素が多くあるため、サイコロジカル系の中では2番目くらいに成功率を上げやすいと言えます。

ちなみに、最も成功率を高めやすいのはスプレッド・フォースで、クラシック・フォースが通用しにくい相手でもスプレッド・フォースは成立するケースが多くあります。ただ、スプレッド・フォースはアウトが取り難く、相応しくない現象もあるため、上位互換ということでもありません。

あくまでも技法は適材適所であるべきです。

繰り返しになりますが、クラシック・フォースはフェアさが疑われています。

日本でもテレビ番組の影響でそういうことが出来ると非マジシャンに知られていますし、クラシック・フォースを全然知らない人でもマジシャンがやっているのを見て「それを選んでほしいのかな?と思った」と言う人もいます(上述の2つ目の要素に問題があると、特にそうなりやすいです)。

これもあちこちで言ってることですが、確率で起こるフォースについては「人事を尽くして天命を待つ」スタイルが適切だと思っています。

確率で起こるからと言って適当にやるわけでもなく、最終的に運の要素が絡むため必中させようと躍起になる必要もありません。


もっと詳しい内容を note の方で投稿するかも知れません。基本的には今回の内容とほぼ同じですが、会員登録が面倒くさいって人とか、クラシック・フォースだけ気になるって人とか(いるかな?)、フォース・レクチャーが完成するまで待てないって人はそちらも覗いてみてください。