暗示文についての質問があったので簡単に答えます。

なお、ここでは「暗示文=スクリプト」として扱うため、主に催眠におけるスクリプトについてとなります。

スクリプトの重要性

スクリプトが重要であるかどうかなのですが基本的には重要です。

ただ、催眠誘導に必須かと言われるとかなり微妙なんですよね… というのも、スクリプト以前の要素の方が誘導率に強く影響するので、まず前提が成立していなければスクリプトの効果はあまり期待できない問題があります。

前提については以前の記事で何度か軽く触れているため、気になる方はそちらも読んで下さい。

スクリプトの効果

認知的なリソースの節約になることが最初に挙げられます。

常に考えながら話すのはよほど慣れている人でも認知資源をかなり削る行為であり、更に相手の観察をしたり技法を組み込むことを考えると、流暢に話すのが難しくなります。話題が散らかりやすく聞いている人の認知負荷も上がりますし、あまり良い印象を持たれない可能性があります(認知負荷が高い話し方をする人は好まれにくいと言われている)

アドリブで収集がつかなくなってもスクリプトが決まっていれば本筋に戻すことで事なきを得る、みたいなことが『マキシマム・エンターテインメント』で書いてあったような?(うろ覚え)

ケン・ウエバー (著), 滝沢敦 (編集), 田代茂 (翻訳)

また、スクリプトを考えることは言葉を吟味することであり、その結果として日常会話の質がよくなる、要は普通に話やアドリブが上手くなる効果もあります。

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まとめ

  1. 目標を複数決める
  2. 優先順位を決める
  3. アウトを用意する
  4. 適した言葉を選定する

まとめるとこんな感じになります。

これは催眠に限らず、マジックやメンタリズムのルーティンでも同じことが言えますね。