何回も接触することで好意を持つという有名な効果についてちょっと考えてみます。

かなり短めの投稿になります。また、会員向けの部分はおまけみたいなものです(平常運転)

本当に効果あるの?

広告業や選挙などで成果が認められている以上、単純接触効果は存在すると考えるのが妥当です。

なお、原理については「知覚的流暢性の誤帰属」で説明されますが、これ2000年より前の情報みたいで、2000年以降はこれと矛盾するパターンも存在するし違うのでは?って意見も出ているようです。

ついでにいうと、2021年現在で原理が解明されているかは知りません(ぉぃ)

あまり取り上げられない部分

刺激が最適な水準にある場合にのみ効果が最大になり、それを超えてしまうと逆に好意度が低下すると言われています。要は何回も繰り返すことで飽きてしまう状況ですね。

それと、どこで読んだかは忘れましたが、単純接触効果は嫌悪感も増幅するとも言われているため、上の話と合わせても単純に接触回数を増やせば好かれる、みたいな簡単な現象でも無いようです。

日常生活で応用するには

広告のように多数を相手にして、そのうち何割かが反応を示してくれれば成功…という状況では非常に効果的な手法だと言えますが、対人スキルとして使うには次の2点に気をつけたほうが良さそうです。

  1. 嫌悪感を持たれない
  2. 接触を続ける、ただし飽きさせない

難しくない?

これ…普通に難しいと思うのは私だけでしょうか?

これができるなら、そもそも単純接触効果が無くても好感を持たれると思うんですよね…

加えて、効果を最大にするには最適な水準の刺激が必要とのことですが、この最適ラインも個人差がありそうですし、それより弱いと効果が落ち、強いと逆効果になるってことを考えると、まず相手の最適ラインを見極める必要が出てきます。

これができるなら…(ry

そんな悠長なことを言ってられないのでは?

私自身は単純接触効果にそんなに興味はありません。

というのも、パフォーマーにとってお客さんは流動性のあるものであり、初見で気に入られなければ離れていくものだからです。

つまり、単純接触効果を狙ってジワジワと高感度を上げる戦略が使えません。

YouTubeでバズったり、テレビに出まくったりすれば単純接触効果により更にファンが増えるかもしれませんが、バズるための第一歩として第一印象の強さが必要になります。

私の場合…

既に述べたように、単純接触効果に対してそんなに期待をしていません。

一期一会を大事にしている…と言えば聞こえは良いかもしれませんが、実際は海外生活時は人の流動性が高く、会った人と二度目に会うか分からないケースが多くありましたし、一時帰国した際も滞在期間は2週間前後で、その間にパーティーやオフ会などに参加しても、そこで会った人と次の帰国時に会えるとは限らず、もう一度会いたい場合はそこで連絡先を交換できるくらいの関係性を早急に構築する必要があったという事情があります。

日本人の知人から「距離感の詰め方が日本人じゃない」と言われるのは多分このせいです。合う人は最初から合いますし、合わない人はさっさと目の前から消えるので、人間関係を効率よく構築できるんですけどね…

ちなみに、異性との付き合いも、知人らから「

マインド・クラス向けコンテンツです

会員クラスが「マインド」或いは「ラボメン」の方のみ閲覧ができます。

まとめ

心理効果を日常生活に応用するのは非常に難しいと思います。

まず成立要件が解明されいるものが少なく、応用する方法が曖昧です。また、基になった実験は調整された環境であることが多く、実際に日常生活でどこまで使えるかが不明ってのもあります。また、効果量が対して高くない、10%以下の人しか反応しないもので心理学的には「有効」とされるので、確率的に目の前の人に通用するかは微妙です。

心理学は人類に普遍的に存在する傾向を研究する学問であって、特定個人に対するものがまず少ないですしね?

個人的なスタンスとしては、その心理テクニック(?)は使うことで何らかの不具合が起こらないのであれば、「効果あればラッキー!」くらいのノリで使うか、単に話のネタにする程度が丁度良いと考えています。

経験的に使えると感じるテクニックが無いこともありませんが、単純に馬の合う人と今も交流を続けているだけで、実は対して効果がなかった…なんて可能性も十分にありえます。

(俗に言われる「心理テクニック」は成功した体験だけが記憶に残りやすく、そのせいで効果があると感じるのでは?という指摘がよくある)