いろいろな人に経歴や属性が特殊と言われます。特になんのコミュニティにも属さずにリアルイベント、メディアに出演できている理由や、そのための戦略、意識しているポイントなどを紹介します。

企業務めで、営業職をやっている人からしたら当然のことばかりなので、ビジネス系のスキルがきっちりある人には必要のない情報です。

なお、同じ投稿が note にもあるので、会員登録が面倒な方はそちらの記事を単独で閲覧して下さい。

特殊な要素

  • マジック関連のバイトをしていない
  • メディア系に出ている

まず…私はマジック・バーで働いていませんし、ディーラー(マジックショップ)でアルバイトをしたこともありません。もっと言うとストリートで活動もしていません(数えるほどしかありません)。

一応、海外留学時にレストラン・バーで軽くマジックをしていた経験はあるものの、そこから出演に繋がったことはありません。(※ 出演依頼そのものはありましたが、留学先とは更に別の国であり、スケジュールが合わずに断っていました。また、後述するメディア出演のきっかけの一因になっているため、完全に無関係とも言えません。)

もう一つは、メディア、特に声優ラジオ(?)のゲストとして出演するケースが(恐らく)他のマジシャンやメンタリストよりも多くあります。(ラジオと言いつつ、映像ありの場合もあるため、大きなくくりとしてメディアとしています)

その際に30〜60分以上と比較的長く出演しているのも特徴と言えるかも知れませんもあります。(パフォーマンスを丸々カットされたり、場合によっては出演そのものが無かったことがされる人がいる中で、この出演時間は驚異的だそうです)

ちなみに、日本で出演料をちゃんと頂いた初めての仕事がニコニコの公式放送というのも珍しいかも知れません。

日本での活動は、2016年6月に東京に戻りパフォーマンスの活動を2017年3月頃に始め、そこから初めてニコニコ公式放送に出たのが同年の9月であるため、実質半年の活動期間でメディア出演に至ったことになるので、そこそこ順調な滑り出しでした。

ギャラについては、初回はお試しということもあり交通費(※)のみでしたが、その次から平均的な声優よりかなり貰っていたことも付け加えておきます。
(※ こういう場で所謂「交通費」として支給される金額です)

オンラインでの活動は出演に繋がるか

- ブログ・WEBサイト (2015年3月〜現在)
- ニコ生 (2015〜2016年、低頻度)

既にご存知かと思いますが、長くマジック・メンタリズム系のブログをやっています。また、それ以前にも比較的短い期間であるもののニコ生の配信もしていました。

ブログ・WEBサイト:
結論から言うと、WEBサイトで情報発信を始めてから出演依頼が来たことは1度だけです。更に言うと、出演予定日が東京へ引っ越した後であったため、その依頼は断っています。なので、WEBサイトから出演に繋がった回数は実質ゼロです。

ニコ生:
当時ニコ生をしていた他のマジシャンと仲良くなり、そこから一緒に出演したことが数回あるため、ブログ・WEBサイトよりも効果があったと言えます。

ニコ生に限らずストリーミング系やSNSは別の用途があるので、後述します。

- WEBサイトはなぜ出演に繋がらないのか

WEBサイトにせよニコ生にせよ、PVやUU数がそこまで多くない問題がありますし、もしかすると閲覧数が改善すれば出演に繋がる可能性はあります。ただ、現段階ではほぼ出演の役に立っていません。

理由は至極単純で、マジック・メンタリズム系の情報を発信したところで、見に来るのはそれに興味のある人、大きな括りで言えば同業者がほとんどだと言えます。また、当サイトは種明かしを原則的にしていませんが、検索で「〇〇(現象名) 種明かし」で上位に来るためそこからの流入も多くあります。

ただ、種を検索する時点で、そういったことに興味のある人(同業者予備軍?)ですし、閲覧者のほとんどはパフォーマンスを見せたい側だと言えます。

つまり、マジックを見たい側、更に言えば雇用側の人が訪れることはほとんどありません。もし仮に当サイトがショーのスケジュールやマジックの見れる場所、マジシャンの情報発信がメインであればこれらの人にリーチする可能性があがり、最終的に出演に繋がっていた可能性はあります。

所謂ポータルサイト的な立ち位置で、雇用側の人がよく利用するサイトになれば、そこに自分のページを優先的に差し込んで出演を取るという形を作ることができると考えています。

WEBサイトは出演以外で役に立っている:

出演はありませんが、催眠の依頼が来たりやレクチャーの販売(サブスク含む)をしたりと収益化には繋がっているため、情報発信をし続けることに意味はあります。

特に催眠の現代理論について言及していることが珍しいようで、正確な表現ではありませんが一部のマニアックな人もブログ・WEBサイトに辿り着くそうです。

催眠の理論を試すべく、一時的にサイトで被験者を募集したところ、全くの無名にも関わらず数日で枠が埋まりました。

無名の人物でも役に立つ(?)情報を発信していれば、同好の士が集まる素地が生まれ、そこから仕事に繋がる可能性はあります。

また、レクチャーを販売する上でもブログによる情報発信の効果は高い…と言いますか、ビジネス系の情報商材を販売する戦略と同じなんですよね。これ。

正直な所、ブログはビジネス書で得た知識を実際に使えるか実験する場になっていますし、現状を見るに、掛けた労力に対してそれなりの効果を発揮しています。

結局の所、情報発信をする場合、情報が欲しい人が集まるのは当然であり、その情報がパフォーマー側の視点に立った物である以上、パフォーマー側の人間が集まります。

仮に自分の雇用機会を増やしたいのであれば、雇用側が見るような内容で情報発信をする必要があるのは間違いありません。

出演と関係ない話をしてしまいまいたが…

閑話休題

出演依頼を得る流れ

この辺からが本題になります。

ビジネス…なんて大層な言い回しをする必要もありませんが、出演の仕事を得る方法はそう多くありません。

基本的に依頼が来て出演することがほとんであり、依頼が来る条件も単純です。

最低限、ギャラを得てもおかしくない技術があることが前提として:

1. 知名度
2. コネクション

この2つの要素のどちらか、或いは両方を持っていれば出演依頼は来ます。

どんなに技術があっても、知られていなければ使われることはありません。逆に言えば、僅かにでも技術を持っていることを知っている人がいて、その人が雇用者本人かその関係者であった場合はそのまま出演に繋がります。特に前者の場合は直結しますね。

マジシャンの多くが、マジック・バーやマジック・ショップで働くのも、技術を高める以外に知名度とコネクションを増やすためです。知人の経営者の方々も、少ない割合で

逆に言えば、他の方法でコネクションを作ったり、知名度を高めることさえできれば、バイトをする必要はありません。

知名度については私自身がそう高くないため特に語れることはありません。既に想像通りだと思いますが、私はコネで仕事を取っています。恐らく普通の人よりは強いコネクションを持っています。

そして、今回はコネクションを構築した経緯や維持するために意識をしていることを紹介していきます。(今回の本題)

ただ、私の環境はかなり特殊であるため、直接的に参考にならないと思うので、代わりに現代日本でも使えるであろう方法についても言及します。

個人的な経験で言えば、学生の内が最もコネクションを作りやすく、社会に出てからはコストを掛けないと難しくなります。

本来はこの辺から本題に入ろうと思いましたが、その前にもう1つの要素を紹介します。

ニッチ

コネクションの話をする前に、まずニッチについてです。

生物学でいう生態的地位ではなく、ビジネスで言う「隙間」のことですね。

ビジネスでは USP という考え方があります。USP は Unique Selling Point の略で、独自の強みや他社(者)と差別化できるポイントを意味します。

同じようなパフォーマンスをする人が複数いたとして、その中で採用される理由と言えば分かりやすいかも知れません。

それは他者を圧倒する技術力かも知れませんし、キャラクターとしての面白さ、プレゼンの物珍しさ…など、様々な要因が考えられます。

ただ、採用されるかはコネクションの強さも関係するため、USP があるからと言って採用されるとは限りませんが、少なくとも同じ様な条件の人が複数いた場合には有利になります。

そして、ニッチ分野は競争が少ないため、USP が多少弱くても勝てる見込みがあります。

私の最初の依頼は催眠のパフォーマンスがメインのオファーでした。
(催眠がメインでマジックがおまけ)

これを読んでいる人はマジシャンをイメージした場合、複数の顔を思い浮かべると思います。しかし、催眠術師はどうでしょうか?何人の顔が浮かびましたか?これがニッチです。

(ちなみに、私の場合まともな催眠術師で浮かんだのは4〜5人で、全て日本人ではありません)

やっている人が少ない分野であれば、そもそも競争が少ないため、技術や知識が多少秀でているだけで圧倒的なアドバンテージが得られます。

マジックで言えば、ビザーマジックやメンタル系は人口が少ないため、それだけで目立ち可能性が高くなります。逆にカードマジックは最も人口が多く、他者との差別化が難しい分野であるため、何らかの USP が無い限りは、それで仕事を得るのは難しくなります。

もちろん、USP が弱くとも、コネクションが強く、なお且つその交友関係に似たようなパフォーマンをする人がいないという条件があれば、出演依頼は来ます。ただ、USP が無いと同等の技術を持っていてより優秀な人が現れた場合にこまります(これはどの分野、どの界隈でも同じことが言えますが…)

個人的な感覚でいうと、ニッチ度は以下のとおりです(右に行くほど人口が少なくなります)

マジック >> メンタリズム ≧ 催眠

マジックとメンタリズムの違いについては、ブログの方を見ていただくとして、実際この両者を分けているマジシャンは多くありません。だからこそ、ここを明確に分けることでニッチが生まれますし、見る側に「マジックとメンタリズムは違うんだ」と思わせることができたら、マジックと食い合わない需要を得ることができます。

メンタリズムの情報を集めようと思うと英語が必須になるので、情報を集めることができただけで簡単にニッチに入れたりします。

催眠は日本語での情報が更に少なく、まともな技術や知識を持っている人も多くないため、正確な情報を集めることができれば直ぐに差別化できるレベルになります。

例えば…現代の科学において、意識は複数存在しないという考え方がより一般的なので、「無意識を操る」とか「潜在意識を開放する」と言ってる催眠術師は、科学的な知識がほぼ無いことがわかります。

「心理学や脳科学に基づく〜」みたいな宣伝文句を使う人ですら、既に否定された学説を利用し続けているのをよく見かけますし、間違った理論をベースにした技術は行き詰まるのが目に見えているので、その程度の人が大部分を占める中で突出するのはマジシャンと競争するよりも遥かに簡単です。

習得段階では他者のマネをするのは良いことですが、仕事にする場合、他の人と同じようなことをしているのは戦略的に良くありません。

独自の強みを作るか、競争の少ない分野で戦うか、或いは両方か… 仕事として成立させるにはいずれかの戦略が必要になります。

広告での考え方になりますが、USP があるかないかを判断する方法として、キャッチコピー(宣伝文)をそのままに企業名を同業他社にした場合に差別化できているかでチェックするってのがあります。

パフォーマーの場合であれば、同じパフォーマンスを他の誰かがやったらどうなるかを想像してみてください。もし自分以外でも良い、或いは他にもっと上手く演じる人がいる場合、そのパフォーマンスの独自性は低いと言わざるを得ません。

ただ、USP が無いからと言って出演の仕事が来ないということもありませんし、仕事として成立させるには他の要素が関わってきます。

この辺から本題に入ります(前フリが長い)

ニッチでもなく USP もさほど強くない場合でも出演に繋げる方法があります。既に何度も言及しているので想像通りだと思いますが、それはコネクションです。

何らかのイベントで出演者を選ぶ権限の人とコネクションを作れば、そこから出演依頼が来る可能性を大きく高めることができます。

ネットワーキング

異業種交流会と説明されることもありますが、人と人の関係性を築く活動をネットワーキングと呼びます。コネクション作りもネットワーキングと言って差し支えありません。

普通に友達になったり、ビジネス上での付き合いだったり、形は何であれ人脈を作ることは仕事に繋がります。

飲み屋でたまたま知り合った人がレストランのオーナーで、そこから定期的に出演の依頼が来るなんてこともあります(経験談)。

私がメディアに出たのも同じ理由で、知人に誘われて行った飲み会で、偶然にも催眠の話題になり、後日たまたまその場にいたラジオ・ディレクターの方からオファーが来たことがきっかけです。

もちろん、出演に値すると思われる程度のスキルは必要になりますが、その技量が雇用側に知られなければ機会は永遠に来ません。

技量を知られる方法として、動画の配信(ストリーミングや SNS )を使うよりは、直接的に人間に見てもらうのが良いんじゃないかと個人的に思っています。

これはマジックが驚きをベースにした芸であり、動画で出してしまうと見られた回数に応じて効果が下がるからです。そう思わない人もいるかも知れませんが、脳の構造的に「予測できる」状態になると驚きが無くなるのは自然なことであり、人間である以上それは避けられません(程度の差はありますし、それを知覚できるかも別です)

ただ、クイック&ビジュアルな現象であれば、「生で見たい」とか「近くで見たい」欲求が生まれることがあるため、驚きとは別の欲求が生まれます。もし、その系統の現象が得意な人はどんどん動画を出して知名度を上げるのは良い戦略です。ただ、マジックはどうしても種明かし問題・パクリ問題があるので、常に新しいものを出し続けることができる人か、それを嫌がらない、精神的な負担を感じにくい人でないと厳しい部分もあります。

こういった考えから、私は実演を配信するよりも、リアルでのコネクションを作る方法を優先すべきだと考えています。

(現在は新型感染症の影響により、対面でコネクションを構築するのが難しい状況ですが…)

コネクションを構築する

具体的にどのようにコネクションを作るかですが、自分がやっていないことも含まれます。そのへんは想像で書いているので参考にならないかも知れません。

コネクションを作る場の種類2つあります。
- オンライン
- リアル

まずはオンラインについてから。

ラボメン限定コンテンツ

コンテンツを閲覧にするにはログインが必要です。

まとめると普通のことばかりですね…


ネットワーキングについて簡単に知りたい方は次の本でも読んでください。

私がネットワーキングについて学んだ媒体はこれではありませんが、日本語で読めて内容を簡単に知るならこれでも十分なはずです(プライム会員の読み放題で軽く流し読みした程度だけすが…)

というか、ネットワーキング系の教材って大体同じことが言われるので、ソースや参考文系が被りまくっている説がありますね。