剣太郎です。

二度目の投稿となる今回は「the Session 2019」の感想を書いていきたいと思います。どのくらいの人がthe Sessionというイベントを知っているのか分かりませんが少なくとも私はインスタの広告で出てくるまで知りませんでした。イギリスのマジックショップ「Vanishing Inc. Magic」が主催しているこのイベントは「イギリスの最高のクロースアップマジックコンベンション」(公式ホームページより)と謳われています。三日間にわたる大イベントで、実際にどんなものだったのか、レビューしていきたいと思います。なるべく「凄い」という言葉を使わずにレビューしたいのですがなかなか「凄い」以外の言葉が見つからないんです、だって凄かったんですもの。。。

※全ては書ききれないので大雑把に内容をまとめていきます。

1/11 メンタリズムデー

1/12 有名マジシャンたちによるショー&レクチャー

1/13 有名マジシャンたちによるショー&レクチャー、ガラショー

コンテンツ

Day1

初日のメンタリズムデーはLuke Jermayが司会をし、Andy Nyman/Looch/Michael Weber/Max Maven/Joshua Jay/Jared Kopf/Ross Johnsonによるレクチャーとセッションが開かれました。名前を見てお分かりになるかと思いますが、スゴイです。スゴイです。内容が濃すぎました。

・ルーク・ジャーメイはジャーメイズマインドで解説されているネタを3つほどレクチャーしたあと「Post-truth」という単語について長い間話していました。「Post-truth」はなんと日本語に訳したらいいのかよく分からないのですが、辞書によると【客観的な事実や真実が重視されず感情的な訴えが政治的に影響を与える状況】のことだそうです。2016年のイギリスの流行語大賞の言葉です。残念ながら私の英語力不足で完全に理解しきれなかったので次の機会にまた聞いてみようと思います。(留学先の街で来月ルークジャーメイのショーがあるので行く予定です)また彼は顔に☆のタトゥーをいれてから、ESPカードのマークを観客に選ばせる際☆が選ばれる確率が大変高くなったことから、フォースさせたいマークを顔にタトゥーでいれるといいといったジョークで会場を沸かせていました。

・Loochのレクチャーでは解説などは一切無く、メンタリストがショーをするときの注意点について淡々と話していました。会場の音楽、アルコール、カメラマンとの接し方など、かなり本格的なアドバイスをしていました。(例えば、結婚式でのショーを依頼された場合:当日最初にカメラマンと話し合い観客の盛り上がるタイミング・笑顔になるタイミングを事前に教えておき、ベストな角度で構えてもらう。また後日写真を送ってもらいSNSに載せる際にはカメラマンをタグ付けし宣伝もしてあげることにより良好な関係を築く。)

 

レクチャーは一人当たり60~90分で、たっぷりとメンタリズムの世界に浸ることができました。ちなみにこの日私の隣の席はジョセフ・バリーでした。恐ろしやthe Session!

Day2

二日目はメンタリズムではなくマジックを中心にレクチャーが開かれました。

・Joshua Jayが話題作のBalanceの解説をしていました。そのあとの物販でかなり売れていたので、種を知ってもなお魅力のある商品だったのでしょう(もちろん私は高くて買えませんでしたが泣)SNSが流行る今の世の中で、Balanceは写真に撮って観客の心にも媒体にも残せるのが強みだと言っていました。ちなみに演出は中国人のユーチューバーを見て思いついたと言っていました。

・Ben hartは二つの演技をレクチャー。

①会場の全灯を消してのマッチの演技。観客にマッチ箱の中から手探りで適当に一本マッチを選んでもらい、火を灯してもらいます。火を吹き消して、会場の明かりがつくとなんとマッチ箱の中の他のマッチは全て使用済みで火がもともと付かない、つまり観客が選んだマッチ棒だけが唯一火が付くものだった!というマジック。広い会場でマッチ箱だけで演技が出来てしまう優れもの。

➁紙吹雪と扇を使った演技のレクチャー。最後は紙吹雪が意外なものに変わります。私は初めてこの演技をみたのですが「うおっ」となりました。是非皆さんにも見ていただきたいです。かなり工夫が施された演技でとても感心しました。でもちょっと準備はめんどくさそう。

・AndyはEdward G. Brownというマジシャンの紹介。皆さんこのマジシャンの名前は聞いたことがありましたか。会場では同じ質問に一割ぐらいの手しか挙がりませんでした(会場の99%がマジシャン)。今ではもう訂正はできないけどハーマンカウントやプッシュオフカウントはもともとは彼のクレジットだ、みたいなことを言っていたのですが私は技法名とかあまり詳しくないので間違ってたらごめんなさい。日本でカタカナ発音で技法名とか聞いてると、いざ正しい英語の発音で言われると意外と分からないんです。少なくとも彼はかなり優秀なマジシャンだったようですが現在ではあまり知られていません。今回Andyはそんな彼の本を再出版したとのことで、彼のカードマジックをいくつか演じていました。

・Dani Daortizはいつも通り。印象的だった理論の話としてはタマリッツ直伝「3回間違えなきゃいけないの法則」があります。マジシャンだって人間だからミスはするもの。そのミスをどうかカバーするか、どう活かすかというお話。

・この日の最後はレクチャーではなくBen Seidmanによるショーでした。半端なかったです。今まで見た中で一番不思議なマジックでした。Ben Seidmanって確かFool Usにも出演していたんですけれど、その時よりも遥かにレベルアップしてる感じでした。

 

Day 3

最終日。

Jared Kopfによる完全にマジシャン用のトライアンフや若手の先鋭Kyle Littlemanによるレクチャーの後はガラショーでした。マックキングの演技は流石、会場が最高潮に盛り上がっていました。海外のマジシャンの「会場を自分の空気に変える」パワーはすごいなと思いました。だからといって主役はマジシャンではなく、あくまでも観客、そこが流石プロなんだなと。

まとめ

皆さん、タイミングさえ合えば是非来年the Session 2020に行きましょう!!

世界のトップのマジシャンが何も惜しまずにレクチャーをしてくれます。休憩時間には直接会いに行って質問したり写真を撮ったり、フレンドリーに対応してくれます。ディーラーコーナーでは最新のマジック商品が定価より安く買えます(雰囲気的にはマジケに似ています)。

そして何より、世界中からきているマジシャンと友達になり、お互いにマジックを見せ合う時間はマジシャンにとってはとても幸せなものなのではないでしょうか!英語が話せなくてもトランプ一つあればマジシャン同士繋がることが出来ます。もしも行くのをためらっている理由が英語力なのであれば、そこは是非、勇気を出して海外のマジック文化に生で触れてみてはいかがでしょうか。新たな発見と自信が身につくと思います。(なんて偉そうに言っていますが私も行く前はドキドキでした笑)

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