最近ルーティンをごそっと入れ替えようと色々と新しい情報を入れているものの、ブログのネタ切れ感が半端ない今日このごろです。

以前から言っていますが、普段使っている道具やルーティンについての話は極力ブログに書かないようにしています。流石に自分の手の内を全て公開するほど自信家ではありませんしね…

逆に言うと、ブログで書かれているモノはそもそも使っていないか使用頻度が低い、或いは公開しても自分に不利益が無いものだけとなっています。これはあくまで私個人のポリシーに基づくもので、他の投稿者はガンガンに自分の考え方やノウハウを出すこともあります。

そして!今回は珍しく普段使っている系統の道具について触れてます!既に言ってることが違うって?ネタ切れなんですよ!(^ρ^)

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マークトデックの比較

今回レビューするマークトデックの基準は以下の通りです

  • 暗号形式ではないこと
  • ライダーバック、若しくはそれに似たデザインであること

つまり、バタフライデックやフェニックスデックはここに含まれません。

特定のデザインに限定しているのは、やはりライダーバックがスタンダードだと私が勝手に思っているからです(^ρ^)

ちなみに、まだ入手できていない”Bicycle Maiden Marked Playing Cards”は今回レビュー対象に入っていませんが、フレンチドロップより「バイシクル・メイデン・マークド・デック」の名称で販売されており、販売ページでマーキングなどの構成を見ることができるので、そちらを参照してください。

実物を見たわけではありませんが、マーキングの大きさの割に隠密性が高いものの、数字の形がかなり崩れているため、慣れないと読み取りにくいという印象があります。構成自体はアンディ・ナイマンのザ・コードとほぼ同じで、我々が販売しているクラフトマン・デックと同じ情報がマークされています。

アルティメイト・マークト・デック

隠密性
読み取りやすさ
バックデザインライダーバック
マーキング数2箇所
情報そのカードのみ(数字・マーク)

現在購入出来る、唯一のライダーバックの工場生産品マークトデック。

謳い文句ほど隠密性が高いわけではなく、相手に渡すと比較的早くバレるタイプなので過信は禁物。

フレンチドロップでは5400円(+税)で販売されていますが、パノラマジックでは3600円(+税)、フェザータッチマジックでは3500円(+税)で販売されています。

ライダーバックのマークトは出ないと言われていますが、未だにこれだけは入荷があるので謎です(゚∀゚)
フレンチドロップだけ価格が高いのは、恐らく希少価値を見込んでだと予想されます。

今回のレビューにおける隠密性と読み取りやすさはこれが基準になります。

ボリス・ワイルド・マークト・デック

隠密性
読み取りやすさ
バックデザインメイデン・バック(市販品)、ライダーバック(自作)
マーキング数2箇所
情報そのカードのみ(数字)

マークを位置で表し、情報量を減らすことで隠密性が上昇しています。その分読み取りやすさがやや損なわれていますが、慣れると最高に使いやすいという声もあります。

自作するのが比較的簡単であるため、ライダーバックに自分で数字を書き込むことでより隠密性が高い個体を作り出すことができます。手先が器用な人であればデザインナイフが1本あれば十分です(時間は掛かりますが…)

アルティメイト・マークト・デックは相手に渡すとすぐにマークトデックだと露見しますが、こちらは渡してもすぐに気が付かれることはありません。相手によってはレギュラー・デックだと納得する人がいるくらいで、最初からマークトデックであることを疑わないと発見は難しいタイプとなっています。

後述するクラフトマン・デックを作るまでは、これが主に使っていたマークトデック(自作品)でした。

マークト・カード

隠密性
読み取りやすさ
バックデザインメイデン・バック
マーキング数6箇所
情報そのカード(数字・マーク)

ペンギンマジックが作っているマークトデックで、うちのストアでも少数輸入して販売しています。

特徴は、無駄に多いマーキング!
6箇所あるため、相手の指が邪魔でマーキングが読めないってケースを高い確率で回避できます。

マーキング箇所が多い割に、隠密性はそこそこ保たれているように感じます。

より正確に言うなら、アルティメイトの方が小さく目立たないデザインと言えます。ただ、アルティメイトは左右非対称にマーキングがあるため違和感が出やすく、このマークト・カードは左右対称に配置されているため大きさに関わらず違和感がある程度抑えられています。そのためトータルで考えるとアルティメイトと同程度の隠密性と言えます。

また、エリート・エディションと同じ紙質で、ネモニカ・スタックで封がされていたり、マジシャン向け!という構成になっています。

個人的に不満なのは、スプレッドした時にマークがあまり見えないことで、大きめにスプレッドする必要があることです。

ザ・コード

隠密性
読み取りやすさ
バックデザインメイデン・バック
マーキング数6箇所
情報そのカード(数字・アルファベット)
1枚上のカード、カットから上の枚数(スタック時)

News;MAGIC MOREでマークスマンデックとの比較レビューを以前に書いているので、そちらも参照下さい。

ネモニカスタックを前提としたマークトデックです。単体での販売は無く、レクチャー込みでしか売られていないのがややネックです。

マークが記号ではなくアルファベットDCHSで表されているため、若干の慣れが必要かも知れません。

隠密性はアルティメイトよりも更に落ちますが、用途や使い方的にマークトデックであることが露見しにくいため、意外と問題ない可能性もあります。机の上に放置したり、相手に改めさせるのは厳しいですが…

マークスマン・デック

隠密性
読み取りやすさ
バックデザインマンデリン・バック
マーキング数16箇所
情報そのカード(数字・マーク)、天地、ネモニカスタックでの枚数目
1枚上のカード、カットより上の枚数、カットより上の赤いカードの枚数、カットより上のスートの合計値(スタック時)

ルーク・ジャーメイによる究極のマークトデック。特徴はその圧倒的な情報量。以前に単体のレビューを書いているのでそちらも参照下さい。

配置的にスプレッドするとほとんどの情報が見える様になっているため、使い勝手はかなり良いです。

マーキングも左右対称の配置で違和感が少ないようにはなっていますが、ちょっと目立ちすぎると思います…本人は「Perfectly hiding」なんて言っていますが、机に置きっぱなしにすると秒でバレます。マークトであることを疑われたら即刻アウトであるため、マークトデックの扱いに十分に慣れていない人は使うのが怖いと感じるようです。

リフィルが比較的安価なため使いやすいのですが…もう少し隠密性が高ければ…ってところです。

クラフトマン・デック

隠密性
読み取りやすさ
バックデザインライダーバック
マーキング数6箇所
情報そのカード(数字・記号)、ネモニカスタックの枚数目
1枚上のカード(スタック時)

うちで販売しているマークトデックですね(^ρ^)

ザ・コードとマークスマン・デックの隠密性にかなり不満があったために作ったマークトデックです。隠密性に関しては、マジックマーケットで展示していたものがただのレギュラー・デックだと思った人が結構な人数いました。またマークトデックと言って渡しても発見には数分かかる場合があります。

マークスマン・デックと同じ工夫をすることで、スプレッドした状態で情報がある程度読み取れるようになっており、相手の手が邪魔でどのカードを引かれたか分からない!って状況を避けるようなマーキングになっています。

問題点は製作にやたら時間が掛かるため、価格が高いこと、手作業で加工しているためムラがあることです。価格に関してはこれでも結構抑えめにしており、フレンチドロップで販売しているアルティメイト・マークト・デックよりも少し高いだけだったりしますが…まぁ高いですね…(と言っても後述する海外の自作マークトデックよりは安いんですよ?)

なお、旧版よりもマーキング位置が増えたため、隠密性が少し落ちています。ただ、露見しやすい箇所はカードの情報そのものではないので、見つかったとしても辛うじて言い訳ができたりします(^ρ^)

総評

機能性

圧倒的にマークスマン・デックです。

マークが露見しやすいとは言うものの、あの情報量にしては隠密性が高いと言えます。マークトデックの取扱に慣れている人であればマークに意識を行かせないことができるはずなので、それさえできれば不可能と思えるパフォーマンスを行えます。

コストパフォーマンス

市販品であればマークト・カード、自作するのであればボリス・ワイルド・マークト・デックがコストパフォーマンスが良いです。

次いでマークスマン・デックのコストパフォーマンスが良いのですが、レクチャー付きを買っていないと売ってくれないショップが多かったり、1ダースで買わないと安くならなかったりします。

ライダー・バック

ライダー・バックに強いこだわりがある人は、アルティメイト・マークト・デックかクラフトマン・デックの2つから選ぶことになります。どちらもコストパフォーマンス的にはあまり良いとは言えませんし、いつまで製造されるかが不透明なので、手に入れるなら早いほうが良いかと思います(と言いつつ、クラフトマンデックは今ストアに並べてませんね…)

それかボリス・ワイルド・マークト・デックを自作する手もあります。

なお、今回の比較レビューからは外していますが、”The Blind Wizard Deck(ブラインド・ウィザード・デック)”というライダー・バックのマークトデックがあります。こちらも手作業で加工が施されたマークトデックで、エンド・ストリッパーになっていたり、パンチがされていたりと多機能なデックになっています。7200円しますがかなり面白そうなマークトデックではあります。
(日本では「東京マジック」が販売しています)

トータル・パフォーマンス

クラフトマン・デックが一番良いですね!(ダイマ)
お金を掛けたくない人は、ボリス・ワイルド・マークト・デックを自作するのがオススメです。
万能性を求める人はマークス・マンデックですが、取扱には要注意です。

他はこの3つの下位互換と言えるので、無理して購入する必要は無いかと思います。マークト・カードは少し毛色が違いますが、私は上2つを自作できるので公正な判断ができません(^ρ^)

マークトデックの扱い方

ついでなのでマークトデックの扱い方の基本を少しだけ…これさえ抑えておけば、バックデザインにある程度溶け込ます努力をしているマークトデックであれば、露見する機会を減らすことができるはずです…

裏を見ない、見せない

相手の視界内でカバー動作なしにマーキングを見てはいけません。相手もバックを見る可能性が高くなります。

また、相手がカードを持ち、バックを注視する機会が生まれてしまうルーティンは避けるべきです。

置かない

隠密性が高いマークトデックであったとしても、机の上に置くことは推奨できません。もし置く場合必要がある場合は、客が何となく見そうな場所は避けるべきです。

手で持つ

突然ですが、歩きながら隣の人からスマートフォンの画面を見せられた経験は無いでしょうか?

Twitter、或いはウェブニュースのページが表示されていて、相手がスマホを持ったままでは非常に読みにくかった、なんて経験があると思います。

ちゃんと読ませる形をしたメディアですら相手が持った状態でほんの少し揺れるだけで見にくくなるわけで、これが隠そうという意志のあるマーキングであれば、更に視認性は落ちます。

つまり、普通に扱っているだけでは、多少隠密性の低いマーキングであっても露見することは基本的にはありません。しかも今回紹介した6つのデックは、バックのデザインを大きく損なっているわけではないため、特にこの傾向が強いです。

 

ルーク・ジャーメイのマークスマン・デックを以前はよく使っていましたが、アクト中にマークトだとバレたことはありません。「机に置いていたら秒でバレた」ってのは、演技後の話だったりします。視線を行かせない、疑いを持たせないハンドリングであれば、今回最も隠密性が低いと評価されたマークスマン・デックですら問題なく使えると言えます。

マークトデックを使っていると「カードを確認させろ」と言われるのは、ダブルリフトをして「2枚持ってるんじゃない?」と疑われるのと同程度の事象だと思っています。使っている道具や技法が悪いのではなく、疑われるタイミングでやったこと、疑われる動作になってしまったその人の技量不足です。

まぁ、私もマークトと疑われるのが嫌ですし、その疑いを持たれにくくするためにクラフトマン・デックなんてものを作ったわけで…まだまだ境地に達していないと実感しています(゚∀゚)

 

ちなみに、知人はプレイフェアにボリスワイルド風のマーキングをしているようですが、それを指摘されたのを見たことがありません…

やはりマーキングの隠密性よりも仕様者の態度のほうが大事なのでは?と思えるエピソードの1つです。

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