つい先日、ようやくマックス・メイビンの「マルチプリシティ」を見ました(^ρ^)

 

 

以前から気になっていましたし、ビデオ・マインドナッシングを見ていたのでいつか見よう見ようと思っていたレクチャーです。

買うのを控えていた理由に「マジシャンズ・チョイスを解説している」というレビューを何処かで見たというのがあります。(翻訳元であるスクリプト・マヌーヴァのページでも確認しましたが、そちらでは「マジシャンズ・チョイス」という言葉は全く使われていなかったのにも関わらずです)

見てみた結論としては「マジシャンズ・チョイスを解説している」という言い方は50点ですね!

これ、マジシャンズ・チョイスの解説も確かにしていますが、実際にはヴァーバァル・コントロールとマルティプルアウトも内容に入っています。

レビューをした人たちはマジシャンズ・チョイスとマルティプル・アウトを同質のものとして捉えていたのかもしれません。具体的にどのルーティンがどの原理を使っているかはタネ明かしになるので控えますが、エキヴォックな解決をしているものもあれば、マジシャンズ・チョイスというよりはベストパターンがあるマルティプル・アウトという物もありました。

マジシャンズ・チョイスとマルティプル・アウトはどちらも予言という現象を起こせますが、前者はフォースで後者は完全なフリーチョイスという差があります。マジシャンが選んで欲しいものを選ばせるのがマジシャンズ・チョイスで、マルティプル・アウトは観客が何を選んでも何かしらの結末を用意するというものなので、そもそも設計思想が正反対なのですが…

全体的な内容としては知っている物もありましたが、知っている知識以上に詳しく解説されていたいものが想像以上に多く、非常に満足度の高いものでした。また知らなかったとある原理や、こういう機会がなければ全く興味を持たなかった手法があったのでいい刺激になりました。

いい刺激になったというか…早速3つほどレパートリーに組み込んでいます(笑)

現在レパートリーに組み込んでいるのは以下の3つで、

  • リープ・オブ・ザ・フェイク
  • シュレディンガーのスロットマシン
  • ロッカー

「シュレディンガーのスロットマシン」は素材と演出を結構変えてやっています。日本だとスロットマシンについてよく知らない人もいますしすし、使う素材の入手経路に困るという理由ですね…/(^o^)\

リープ・オブ・ザ・フェイクは紹介動画でやっているマジックで、ロッカーはアイキャッチ画像に使われているキング4枚と南京錠を使った手順になります。ちなみに、ロッカーをやろうと思ったきっかけは、スーツケースに付属されていた南京錠のサイズが丁度よかったと言う結構いい加減な理由だったり…

他にもESPカードに使えそうなアイディア等もありましたし、もう少し検討してみようと思っています。(アレンジフォースなんて初めて知りましたよ…)

マルティプル・アウトを前提とした緩いマジシャンズ・チョイス(フォース)を利用すると言うアイディアは以前から聞き及んではいたものの、今回このDVDを見て抽象的だったイメージに具体的な方向性が付けられました。

個人的には非常に良かったDVDですが、前提となる知識があまり無い方にオススメ出来るかはなんとも言えません。

まぁ、基本は「原理系」なので見て直ぐに出来るルーティンもあるので導入へのハードルは低いです(一部スライハンドが必要な手順もありますが…)。ただメンタル系のエフェクトをやる土壌がない人がやると限りなく薄い印象になる可能性があるので、演出を練るのが好きな方に向いているかもしれません。

マジシャンズ・チョイスやマルティプル・アウトで観客にインパクトを与えるのは意外と難しいんですよね…

失敗する確立が数割ありますが、サイコロジカルフォースを使った現象のほうがインパクトを出しやすいと私は考えています。(リアルに「失敗するかも?」という心情が無意識の身体表現として現れ、それが観ている人にも伝わるという仮説があったりなかったり)

マルティプル・アウトやマジシャンズ・チョイスは安全圏から狙撃する感じがして、FPS,TPSで芋砂を見つけたような気分になるのかも知れません。(FPS,TPS,芋砂がわからない方はググってください…)

 

何が言いたいかと言うと…

マジシャンズ・チョイスやマルティプル・アウトをする上で「演技力は超重要!」ということです。

サイコロジカルフォースは自然に緊張しますが、演技力で緊張を生み出せるのであれば手法はなんでも構いません。

「現象が全て」(セオドール・アンネマン)

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