いつか出そうと思っているメンタルフォースのレクチャーの予告。

 

実は去年の11月から書き始めていたレクチャーノートだったのですが、色々あって中断したままでした。

 

知人や関係者たちからは「いつ出すの?」「はやく書けよぉ〜」「まだぁ?」とずっとせっつかれているわけですが、最近、NO WAYが少し話題になったので、そろそろ出しても良いかな?と思い、現在書いている催眠術の奴を一時中断してメンタルフォースについて書いてしまおうかな?という気持ちがよぎっています。

 

ちなみに、去年の11月に書いた途中までの奴を『NO WAY』を見て「NO WAY!」と言った人に見せた所「こういうの読みたいんだっ!」等と言われたので、需要はあるように思いました。

私自身はNO WAYを知らないので何とも言えませんが、少なくてもそちらよりはちゃんとしているようです。反応を見る限り。

(書きかけのノートがまだ4000字程度なのに、それ以下の内容って相当ヤバイですよね…)

 

また現在作成中の催眠術に関する原理とも結構共通の部分があるので、「変性意識云々」という10年ほど前にほぼ否定されている理論を持ち出すなんてこともありませんし、サブリミナル効果と呼ばれるこれまた存在が少し危うくなっている現象をメインに使う予定もありません。

 

予告なのでこの辺で終わっても良いのですが、ついでなのでメンタルフォースについて少しだけ言及しようと思います。

 

メンタルフォースとは:

サイコロジカルフォースの一種だと私は考えています。

サイコロジカルフォースが一番大きい集合で、その中にクラシックフォースやテーブル・スプレッド・フォース、ファンフォース、サイコロジカル・スプレッド・フォース、統計学的なフォース、そしてメンタルフォースがあるという感じです。

 

それでは、私の言うメンタルフォースとは何かというと

「思い浮かべるものを強制(フォース)する技術」です。

 

他のサイコロジカルフォース、クラシックフォースでもスプレッドフォースでも良いのですが、そちらは選択肢を強制するフォースです。

実際に置いてある52枚のカードからこちらが意図した1枚を選ばせる技術。

メンタルフォースの場合は、カードを直接使わずに、52枚の中から1枚を思い浮かべてもらう、その思い浮かべる物をフォースします。

 

そんな事が出来るのか?なんて思う人もいるかもしれませんので、以前やっていた実演動画を貼っておきます(^ρ^)

動画最後の方で相手から「またぁ?」と言われたのは、この前にランダムに思い浮かべた数字や他のカードを当てていたからです。

 

動画ではノンバーバル(非言語)の手法を使っていますが、レクチャーでは言語的な誘導方法についても触れる予定です。

 

メンタルフォースの原理について:

私の仮説ですが、基本的には暗示誘導です。

 

催眠術の最近の研究では、変性意識状態説が完全に正しいと言われなくなりました。

これはどういうことかというと、催眠術で起こる現象には変性意識状態という特殊な状態が必要ではなく、通常の心理反応によって全て説明できるという、いわゆる非状態論というものが幅を効かせ始めています。

(ただ、それだけでは説明できないこともあるので、今では状態論と非状態論の折衷案をベースに研究がされていますが、今のところ非状態論的なアプローチの研究が盛んな様な印象を受けます。何れにせよ変性意識状態という単語の使用頻度はかなり減っているのは間違いありません…)

 

また、非状態論を後押しするものとして、同じ暗示を催眠状態の人と非催眠状態の人に与えた場合どうなるかという実験がありました。

結果はどうなったと思いますか?

与える暗示によっては覚醒状態でも催眠状態でも同じ反応が出るという結果になったそうです。これによって催眠状態、変性意識状態がなくても暗示に効果があり、変性意識状態は必須では無いと言う話に進むのですが、これかなりザックリとした説明で細部をかなり端折っているので、気になる方は催眠術の最近の研究に目を通すことをオススメします。

(この実験レポート自体は2002〜2006年の間に出たもので、変性意識説を支持することがメスメルの動物磁気説を支持するのと同程度のリスクがあると言われた原因の1つです。)

 

そして、この結果から1つ良いことが分かりますよね?

覚醒状態の人相手でも暗示誘導は効果があるということが証明されたわけです。

つまり、メンタルフォースは理論的に存在するということです。

偶然や統計に頼った方法ではなく、心理誘導で起こせるということの裏付けとなります。また理論が存在するので、何となくではなく、はっきりと効果のあるものを選定することが出来るようになります。

 

ただ、催眠術と違って、フォースの性質上「あなたはハートの3を選びたくなる」という直接暗示を使うことが出来ません/(^o^)\

 

間接暗示が必要になってきます。

そして、間接暗示に関しても1933年から70年以上行われている被暗示性に関する実験で、どの程度の人が間接暗示に対して反応するかというパーセンテージが出ています。

詳しい数字などはレクチャーに突っ込むのでここでは書きませんが、知りたい方は催眠術関連の研究に目を通すとわかると思います。

オススメは『The Oxford Handbook of Hypnosis』で、上述の実験や理論に関する経緯もほぼこの本がソースになっています。

 

その統計結果は私がメンタルフォースをする上で、成立するかしないかの基準にもなっています。その結果を下回る成功率であった場合、それはあまり有効な方法ではなく、上回った場合それは有効であると判断しています。つまり、手技や手法の取捨選択が出来るようになるので、既存の方法以外を使用する際の「これ使えるのか?」をある程度判断できるようになりました。

 

また、メンタルフォース、サイコロジカルフォースのアプローチについても、現代催眠的なアプローチがそのまま当てはまります。

催眠術は催眠状態に導くこと、フォースは特定の物を選ばせること、目的において両者に違いがあるものの、手法や考え方はほぼ共通しています。

メンタリズム界隈ではサイコロジカルフォースの効果を上げるためには、数種類の暗示や手法を同時に使用するのが良い、と言われていますが、この理由も現代的な催眠アプローチで説明が出来ますし、複合的に使う際にどのタイプを選択し組み合わせるべきかもそれによって導き出すことが”ある程度”できます。

(先程から「ある程度」という単語を繰り返し使用しているのですが、これは現段階では確定的な理論が無いことによります。)

 

実はこの辺の情報はここ1年位でエリクソン催眠や現代催眠について詳しく調べた結果わかったものです。つまり去年の11月に書いた時点では、自分のやっていることの裏が取れなくて製作が止まっていたという事情があります。

(それでも去年書いた4000字程度のノートを知人に見せたらかなり良いリアクションを得られたので、今までこういう情報が日本語では殆どなかったんだな、と思いました)

 

もともと感覚的に処理していたことにちゃんと存在する理論がある事が判明しましたし、そして例の『NO WAY』の登場です(^ρ^)

これはそろそろ情報を出しても良いのでは?と思ったわけです。

 

同じ理由で催眠術のレクチャーを出そうと思い製作していますが、時勢的に先にサイコロジカルフォース系の「メンタルフォース」に特化したノートを出しても良いかな?と…

 

適用例が違うだけで、理論部分はほぼ共通なので、

「共有理論編」「催眠誘導編」「フォース編」

の3部作にしようと思っていたりいなかったり…(^ρ^)

 

 

そんな技術を表に出して大丈夫なの?と聞かれますが、私は全く問題ありません。

上の動画のように、メンタルフォース単体で使うことがほぼ無いからです(一応動画でも外れた場合、アウトでAACAANを演る予定でしたし?)

どちらかと言うとマルティプルアウトの現象で、特に1つを選ばせたい時に多用するという感覚です。ゲーム風に言うなら、トゥルーエンド、グッドエンド、ノーマルエンドがある時、一番欲しいエンドに誘導するための技術という認識です。

まぁ、私はイラストコンプするためならバッドエンドまで回るタイプの人間なので、別に失敗してもその状況が良いと判断した場合それ以上のフォローをしないことも多々あります/(^o^)\

マジシャンとしてはあれかもしれませんが、私自身はマジシャンを名乗っていませんし、周囲から完璧な成功をそこまで求められていないってのもあります。

 

 

 


追記(2018年4月):

現時点で情報をあまり出すことが出来ませんが、メンタル・フォースの具体的な手法に関しては、別の人が形にするという状況になっています。発表時期に関しては私も詳しいことを知りません(向こうの状況から推測するに、2,018年中に出すのは厳しそうだということしか分かりません)。

 

暗示についての諸理論は、催眠関連のレクチャーにその内容を含める予定で、一応年内の発表を目指していますが、最近また仕事が増えて来たので作業が止まってしまっています。一応年内を…(ry

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