素人がカードに抱くイメージ

「カードを見てどう思う?」という話になったので、お話します。

マジシャンの間ではお馴染みであろうバイシクルを見てどう思うかというざっくりした話だったのですが、私は「小学生の時の修学旅行で使ったなってイメージ」と答えました。

私生活で殆どと言っていいほど使っていません。強いて言うのであればネットゲームのブラックジャックなどで見かけるくらいです(笑)

とあるマジシャンは「日本人はカードを日常的に使わないから、ポーカーを知らない人が多くてやりにくいマジックもある…」と嘆いていたような気がします。もちろん私はポーカーをよく知りません。

 

 

ある日、某お財布に大変優しいレストランで、隣の男性二人が興味深い会話をしていました。他愛もない雑談の中聞こえてきたのですが

「マジシャンってトランプ使うじゃん?」

「うん」

「あれさ、マジックが急にできるってことは毎日持ち歩いてんの?やばくね??」

「やべぇわ(笑)」

といった感じの内容だったと思います。私もやべぇわと思いました。

(「キモくね?」からの「やばぇわ」の流れだった気も…)

 

トランプをカードと呼んだり、デッキではなくデックと呼んだりと、私も随分と影響を受けているので、「普段カードを持ち歩いている違和感」を忘れていたのですが、何度か感じたことのある気持ちでした。

 

 

私が一番最初にお会いしたマジシャンの方は、お話している限りではきっと常にカードを持っているんだろうなという印象でした。実際にお会いするとその印象をはるかに超え、電車の中でパスなどの練習をし、観光中はパームの練習をし、食事の席ではマジックをし始めるという人でした。

また、他のマジシャンの方は勤めている会社の飲み会や打ち上げなどの際も、マジックを披露するわけでもなくただ片手にカードを持ち時に技法を練習しながら参加するそう。

正直、見ている私は少し恥ずかしい。

何が恥ずかしいのかというと、大人が涼しい顔をして外で遊戯王やデュエルマスターズなどといったトレーディングカードゲームを堂々と開き、デュエルしているのと何ら変わりはないからです。食事中に急にマジックを見せられる側としては、「俺のターン!」と突然デッキを取り出しバトルが強制的に始まるのと変わらないのです。

子供だったら可愛らしいですが…。いえ、子供でも「ご飯中でしょ!」と言われますよね。

(ジャンさんは「ライダーベルトを買ってもらった子供が嬉しくて常にそれを付けて外出しているようなもの」と表現していましたが、彼もまた…)

 

 

コインマジックも食事中に見たことがあります。

しかし印象が違いました。コインは、少なからず出かけているときはみんな持っているからです。日本円とハーフダラーは種類こそ違えど、「コイン」です。必ずお財布に入っていますよね。(お金持ちの人はお札だけかもしれませんが…。)

つまり、持ち歩いていることに対しての違和感が、カードよりもはるかに少なく、簡単に言うとスマートです。違和感が少ないです。

ただし、やはり「小さい子が嬉しそうにお気に入りのゲームを持ち運んで遊んでいるのと似ている」という印象はぬぐえませんでしたが。

 

 

外出先でも練習をするという熱意は非常に素敵だと思います。私はそこまでして何かやらなければいけないことも、やろうと思ったこともありませんでした。

また、人に見せることでモチベーションを保てる人が居ると思うので、見せるという事は非常に良いことだと思います。むしろ見せなければ上達しないとまで言いますし。

しかし、見る側としては、時と場所はわきまえてほしいです。

恥ずかしさもさることながら、そのせいでマジックに集中できないこともあります。面白い現象でもイマイチ分からずに終わってしまう場合があるのです。

折角頑張って練習したマジックが不発で終わらないよう、TPOをわきまえてマジックを披露することをお勧めします。

 

(Alice)

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