The Experience (Peter Turner)の感想

そういえば感想(≒レビュー?)を書いていなかったレクチャーがありました。

既にタイトルに出ていますが、ピーター・ターナーの”The Experience”です。

個人的にピーター・ターナーは頭が良いとは思うものの、実演は全く好きではありません。賢いけど上手くないと言いますか、上手いけど面白くないと言いますか…まぁ、アンディ・ナイマンにも同じ感想を持っていますし、メンタリズムのプロ―デューサーは実演が上手くないのはよくあることなのかも知れません。日本の…(ry

それはさておき、ピーター・ターナーの実演はともかく、彼の考え方や台詞回し、演出の工夫は非常に参考になります。なんというかレクチャー向きの人ですね!

The Experience

ピーター・ターナーのいつのレクチャーだったかな?(ぉぃ)

メンタリズムの実演と解説のDVDになります。実演の直後に解説があるわけではなく、また他の解説中に少し前の内容に戻ったりと少しトリッキーな感じなので、集中して見てないと混乱する可能性があります。

PIN code:

iPhoneの暗証コードを当てる方法についての解説です。

手法自体は割とアホらしい(褒め言葉)方法が採用されており、そこに若干のリーディング要素と演出を加えた感じになります。まぁ、個人的に現象中に突然リーディングを始めるのは蛇足だと感じてるタイプの人間ですが、この演出ならギリセーフかなと…

途中で相手の星座を当てる方法は別のレクチャーを見る必要があります。一応持っていますが斜め読みだったので、時間がある時にしっかり読まねば…

Psychic Lift:

ショップによっては絶賛している現象。ノーギミックで行う説得力ある現象で、確かに手軽で強力かも知れません。

道具無しで可能ですが、環境を整える必要があるため、ステージ向けの現象だと言えます。カジュアルにクロースアップでやるのはちょっと難しいかも知れません。あと演者のキャラや相手のステータスによっては、実演後にちょっと問題が起こるかも知れません。

Card in Mind:

心に思い浮かべたカードを当てる現象。

アンソニー・オーウェンやルーク・ジャーメイもかなり似た原理を使っていますし、メンタリズム的な解決手法と言っても良いかも知れません(適当)。簡単なマジックなのですが、どうも最近はこれを使うマジシャンはあまり多くない気がしますし、現代ではメンタリストの方が多用しているのでは?と思う物が使われています。

簡単なトリックを演出の工夫ですごい奇跡に見せる、メンタル系あるあるが行われています。

Truth Or A Lie:

あるテクニックについての話です。Bob Principleなんですが、この辺を詳しく知ろうと思うならMicheal MurrayかMorgan Streblerの書籍を読んだ方が良いかも?

ピーター・ターナーが非常に気にしているポイントがわかり易いエピソードです。

ACAAN:

現象は…まぁ説明不要ですね!

ダレン・ブラウンの”THE DEVILS’S PICTUREBOOK”に出てきたのと似たような手法が取られています。 それに加えて他の解説でもされていたテクニックを使ってACAANを攻略しようとしています。Birdieさんがいつかのステージでやってた手法に近いものを感じますし、メンタル系あるある…(ry

これまたクロースアップでは不向きで、ステージ向きの現象です。

まとめ

全体を通して共通のテクニックが幾つかあり、その説明のための実演があるため、直前の現象を解説する前に別の現象で例を示す的なことが行われているため現象をベースに感想を書いています。考え方みたいな部分はちょっと書きにくいので端折っています。

質疑応答では他のレクチャーの名前が挙がるので、完全に理解するにはそれらの知識も必要かもしれません。他と言っても、ピーター・ターナーが出しているのは1つだけで、基礎的なレクチャーばかりですし、既に持っている人も多いかも知れません。

名前が出てきた基礎的なレクチャー:

  • Practical Mental Effects (Theo Annemann)
  • A Piece of My Mind (Micheal Murray)
  • Psychological Subtleties (Banachek)

メンタリズムをやろうとしている人であれば、最低限目を通していそうな物ですね。ちなみに、Micheal Murrayの”A Piece of My Mind”は本人が運営しているサイトと他サイトで価格に大きな差があるので、安く済ませたい人は前者でPDFを購入するのがオススメです。

まとめのまとめ

この”Experience”ですが…内容的には後に行われた2回のペンギンレクチャーとそこそこ内容が被っていると言いますか、ペンギンレクチャーの方が圧倒的に充実しているので、今更こちらを見る必要はないと思います(゚∀゚) ショップによっては日本語の解説書なんかが付いてきますし、それ目当てに購入するのであれば話はまた別ですが…

メンタル系に共通する構造的な問題としては、このレクチャーで解説されている手順も基本的にはステージ向けです。少なくとも観客と演者の位置が明確に分けられた環境か、立ち上がって自由に歩き回れる様な状況が必要です。飲み会などで「ちょっとやろう」ってのにはあまり適していません。突発的なクロースアップ環境でやれるのは恐らく”PIN code”くらいです。

ちなみに、”PIN code”を演出込みでそのままやる場合、Peter Turnerの”Isabela Star 2″(最新版は3)の知識が要ります。また、改案がMicheal Murrayの”A Piece of My Mind”で紹介されているようです(どっちも斜め読みなので詳しいことは…ry)。更に言うと”Isabela Star 2″で紹介されている星座当ては日本語ではあまり適していない問題もあります…(以前マジックランドのDLCで日本語版が出ていましたが今は存在しません)

既にある程度メンタリズムの基礎知識を持っている人向けで、メンタル系初心者が最初に見るのにはあまり適さないかも知れません。

メンタリズム関連の書籍

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