催眠術、実は○○では無かった!?

ここ5年以内の催眠術に関するレポートを漁っていたら、2つほど面白いものがありました。。

催眠術、実は〇〇では無かった!?

最近目を通したレポートによると、次の2つのことが分かりました。

  1. 催眠術と偽薬効果(プラセボ)を比較したら、異なる精神的なプロセスだった
  2. 催眠術による体験と、記憶の再現では脳で働く部位が違った

結論1:催眠術は思い込みではなかった

痛みと鎮痛において、偽薬効果と催眠術を比較した際、幾つかの心理的メカニズムを共有するものの、全体で見たら違うものだそうです(※1

催眠術と思い込みは別物だということになります。つまり、たまに催眠術の例えで言われる「思い込みを操る」は正しくないと言えます。

ただ…このレポートでは、実験内容が痛みと鎮痛にフォーカスしているため、他の現象でどうなっているかは不明という問題がありますが…恐らく、他の現象でも同様の結果になるんじゃあないかと予想しています。痛みと鎮痛を利用したのは、被験者の反応が分かりやすく比較しやすいからだと思いますしね?

結論2:催眠術は記憶を引き出していなかった

(注:URLが見つかりません!)

幻覚で、色が見えてくるというものがあります。これを再現する際に、片方は催眠術によってイメージしてもらい、もう片方は記憶からその色が塗られている状態をイメージした状態を比較する実験がありました。

結果としては、催眠術による幻覚では特有の脳の働きが認められたそうです。どちらの場合も色をイメージできていたようですが、幻覚が起きてる方は脳が実際に見ているのに近い状態になっているようです(厳密には違いそうですが、斜め読みだったので…)。

つまり、催眠術でこれまたよく言われている「経験や記憶を引き出すことで現象が起きる」も正しく無いようです。

まとめ

思い込みや記憶によって催眠反応(現象)が起きているように見える現象も、実際には違いました。更に言うと、これらはコールド・コントロール理論(cold control theory)によってほとんど説明ができたりします。

特に、経験や記憶に基づいた催眠反応が起きやすいことを説明するのにマッチします。この辺は、暗示によって腕が「上がる/下がる」現象を比較した際、「上がる23%、下がる51%」になるのと似ています。簡単に言うと経験から起きやすいと感じる現象は起こりやすいという話です。

コールド・コントロール理論の概要については『The Oxford Handbook of HYPNOSIS』にも載っているので、気になる方はそちらを参照してください。ウェブ上でも基本的な内容は見つかりますが、日本語で書かれた文章は無さそうですね…(もしかすると、今後は検索すると当サイトが引っかかるかも知れません)

注:元々コールド・コントロール理論について調べていたので、今回紹介したレポートに関しては斜め読みです!もしかすると内容を間違えて把握している可能性もあるので、ご注意くださいm(_ _)m

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