REFERENCE

パフォーマンスをする上で参考にした資料

 

Trick or Mind というテーマを遂行する上で、参考にした資料をここで紹介しています。

かなりの量があるので全てを、というわけにはいきませんが、主だったもの、個人的に役に立ったものをカテゴリ別に紹介していきます。

Hypnosis

催眠術

催眠をやるやらないにかかわらず、催眠術的な考え方は役に立ちます

Magic

マジック

トリックと考え方、観客の扱いについて

メンタルマジック多め

Reading

リーディング

読心系のパフォーマンスだけでなく、催眠をやる際にも必要になるスキル

Human

人間に関すること

心理学や思想、コミュニケーションについての資料が中心

THEORY

演技理論など

主にマジック関連

HYPNOSIS

催眠の現代的アプローチについて

日本で手に入る一般書のほとんどが古典的アプローチ(古典催眠)で、世界的に見たら理論も方法も時代遅れなものが主流となっているのが現状です。ただ古典的アプローチは原理や理論は既にほとんどが使えませんが、手法の一部は現在も通用するものなので、知っておくべきだと私は考えています。また、速度が重視されるショー催眠は古典的アプローチのを方が見た目的にも速さ的にも現代的アプローチより優位性があります。

信頼できる書籍の選び方としては過度に「トランス」という言葉が入っていないもの(エリクソン関係除く)、「変性意識状態」が催眠誘導に必要が無いことについて言及されているものを選ぶとハズレが少なくなります。どちらも現代催眠では既に強調されていない、使われていない概念です。

 

残念ながら自信を持って「これだっ!」とオススメできる資料は現状ありませんが、Amazonで入手できるものを幾つか紹介します。

 

The Oxford Handbook of Hypnosis
(Oxford Handbooks)

現状最も信頼できる書籍。

オックスフォード大学の出版社に拠る催眠術のハンドブック。催眠術について全面的な知識を得ようと思うならこの本がベストだと言われています。
後半から催眠療法についての内容がメインとなり、途中でエリクソンの手法についても項目があります。また、催眠の研究の歴史や2000年初期までの成果についてもよくまとまっています。「変性意識状態」が既に適切でない概念としてメスメルの動物磁気説と同じくらいのリスクが有ると書いてあったり、トランスは古い概念で催眠誘導とは全く関係ないと言われていたり、古典催眠しか知らない人が読むとかなりショッキングな事実が判明します。

 

古典催眠 / ショー催眠

スーパーベーシック催眠導入
(著:林貞年)

催眠術の掛け方の基本ついてよくまとまっています。
理論に関しては古く、誤りの可能性が高いものが多いので、掛け方の参考程度に読むと良いかと思います。
(例えば「トランス」という言葉は現代催眠では基本的に使われないですし、変性意識状態が催眠の本質であることも現在では否定されています)

 

エリクソニアン・アプローチ
Ericksonian Approach

日本ではエリクソンの催眠を「新催眠」や「現代催眠」と呼ぶ傾向がありますが、エリクソンの催眠が新しかったのは70年も前で、海外では既に古典扱いです。また、エリクソンは臨床記録を正確に取っていなかったということも判明しているので、「こんな方法もあるんだな」という参考程度に見ることをオススメします。幾つかのテクニックは現代にも残る大変画期的なものですが、幾つかのテクニックは存在そのものが怪しいということもあるので、やはり参考程度に見るのがベストかと…

ミルトン・エリクソンの催眠療法入門
(著:W.H.オハンロン , M.マーチン)

タイトルの通りエリクソンの催眠療法入門。
エリクソン催眠の基本的な方法について書かれた本。
古典催眠の導入率をあげるためにも使えるので気になる人は一度目を通しておくと良いかと。

 

ミルトン・エリクソンの催眠の現実
(著:ミルトン・H・エリクソン, アーネスト・L・ロッシ)

比較的最近出た本で、にエリクソン催眠に関しては最も出来の良い本だと思います。ただ、文章が直訳的過ぎますし(翻訳者曰く原書を読み進める際の参考として使うのを目的としている)、上述の入門書等を読んでいないと難解な部分があるので、ある程度エリクソンに興味があり、基本的な用語を知っていて更に詳しく学びたい方向けです。
帯に「入門」と書かれていますが、出版社が作ったもので翻訳者などは入門書と言う認識はありません。専門書です。

 

催眠術そのものについて

催眠の謎
(著:マイケル・ストリーター)

ジャーナリストが催眠術について書いた本。催眠術師ではないからこそのフラットの視点と、綿密な調査に基づく歴史や催眠についての考察は興味深いです。

問題点があるとすれば調査が2002年頃の変性意識説が否定される前までのため、やや状態論的な考えで書かれていること、最後の付録にあるスクリプトの有用性が未知数であることが挙げられます。

私はこの本でタイガー・ウッズに専属の催眠術師ついていることを知りました。