潜入!リーディング・セミナー
先日、行われたメンタリズム・アカデミア・セミナーのリーディング・セミナーに潜入(?)しました。
突っ込んだ内容についてここで書くことは出来ませんが、ちょっとした感想を簡単にシェアします。
リーディング・セミナー
メンタリストDaiGoのプロデューサーである眉村神也氏によるメンタリズム・アカデミア・セミナーの1つで、リーディングについての講座です。
ここで言うリーディングは、基本的にはコールド・リーディングとも言えますが、話法だけでなく見立てについても語られており、簡易的なワークショップの要素も含まれていました。
内容は以下の通りとなります。
リーディングをするにあたって
リーディングについての話やリーディングをする前に、まずやるべきことなどが語られました。
参加者のほぼ全員がコールド・リーディングについてある程度の知識があり幾つかの書籍を読了済みだったため、いきなりちょっとしたワークショップが始まりました。
ワークショップではあるモノを各人が作り、それによリーディングをする上で必要なストリーラインや、見立ての基準を作ることができるそうです。
具体的な内容についてはセミナーに参加してくださいとしか言い様がありませんが、各人出来上がったものに対して眉村神也氏がコメントをつける等、少人数セミナーならではな感じになっていました(限定10名ですしね…)
○○○・リーディング
眉村氏命名のリーディング手法の1つが紹介されました。
名前を伏せているのは、まんまなネーミングであるためです(゚∀゚)
これに関して書かれている資料は、ほぼ存在せず、尚且一般的なストック・スピールを使うよりも効果的な手法だと言えます。
習得に関しては個人差がかなり出そうな方法ではありますが、時間を掛ければ何とかなりそうとも感じる方法です。
ストック・スピールの取り扱いについて
ストック・スピール、ざっくり言えば誰にでも当てはまる文言です。
話法的な意味でのコールド・リーディングとよく一緒に組み合わされるものですが、これの問題点はそのまま使うと明らかにおかしいという部分です。現代人的にストック・スピールをそのまま使っても「誰にでも当てはまる」ことが分かりますし、少し知識のある人であれば「バーナム効果」の単語が出てきます。
しかし、そんなストック・スピールでも使い方を少し工夫すれば、現代人にも通用するリーディングとして使うことが出来るって話が出ました。
習慣について
眉村神也氏いわく、メンタリズムのパフォーマンスやリーディングをするなら「小説を読め」とのことです。これは確かオープンな媒体でも言われていたと思います。
セミナーではその具体例として、幾つかのタイトルとそれがどの様に役に立ったかという話や、眉村氏のずっとやっている読書に関する習慣などが紹介されました。
メソッドについて
基本的にQ&A形式であったため情報がやや散らかっていましたが、統合するとある程度のメソッドのようなものが浮かび上がってきます。
私個人の感想としては、リーディングと現代的な催眠術理論は手法的にかなり近いように感じました。引き起こされる結果は真逆とも言えますが、途中で通る道にかなりの類似点が存在しています。幾つかのテクニックが存在しつつも、決まった道筋はなく、相手に合わせた方法を随時選択する部分や、外見と内面両方にアプローチする所にかなりの類似点がありました。
ミルトン・H・エリクソン医師はリーディングが非常に上手いという逸話があり、このことが関係しているのかも知れません。また、エリクソンの他のエピソードを見ても、この人はリーディングが上達する条件をかなり満たしているなと思いましたね(゚∀゚)
アウトについて
道具を使わないスタイルのリーディングはアウトが作れないように感じますが、実は逃げ道や落とし所がちゃんと作れます。
失敗したときの切り返しや、失敗したと感じさせない上手い言い回しについて語られていました。
この辺のポイントは知りたい人がかなり多いのではないかと思います。これを知っているかどうかで心情的なやりやすさがかなり変わってきます。
総評
眉村神也氏のリーディングは、一見すると経験則によって行われている再現性の低い方法に見えますが、実は練習したら結構出来るんじゃないか?と思わせてくる内容でした。
以前に比べて心的なハードルはかなり下がったように感じますし、方向性が具体的になったため効率的に自分にあった方法を構築できそうではあります。
特にアウトについての言い回しは、実際にやっている人しか思いつかないだろうなって感じでした。タロットでも似たような方法が使われていますが、道具が存在しない状態でも「その手があったか!」って感じでした。
メソッドも既に書いた通り、自分の知っている催眠手法とかなり似ていたため、そのベクトルを変えるだけと考えれば、かなりやれそうな気がしてきましたね!(゚∀゚)
実地で試すまでにまだまだ時間がかかりそうなので、実際どうなるかは未知数ですが、内容としてはかなり充実していたと思います。
参加を考えている人は、とりあえず石井裕之氏やイアン・ローランドの書籍を読んでおくことをオススメします。
今後のセミナー開催予定などについては以下のリンクより確認してください。
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