メンタリストは記憶力が大事

メンタリストは記憶力が必要と言われています。

何故か。

ここで言うメンタリストというのは霊能力者や超能力風の演出をする人のことで、特にリーディング(読心術)や占いをする人たちのことを指します。

リーディングをする際、ホット・リーディングであれば事前に得た情報を覚えておく必要がありますし、コールドな状態でも七色の戦略等、最低限の言い回しや知識は知っておく、引き出せる状態にしておく必要があります。

タロット・リーディングをする際にも、カード78枚の意味をある程度把握、記憶しておいたほうが良いですしね…

まぁ、こちらは絵面からある程度予想できますし、覚えてない場合はリーディング中に本を持ってきても特に違和感が無いのでそこまで困らないかも知れませんが(^ρ^)(記憶していると速さが上がるし、楽ってのもあります)

更に一部のマジシャンはカードの順番を覚えている人もいれば、その場で覚えてしまう人もいます。前者は現在の私で後者は以前の私だったりするのですが、覚えること自体は別に凄く珍しいというわけでもありません。

メンタリスト、占い師、マジシャンに共通しているのは使っている技術で、それは記憶術呼ばれるものです。

参考にした資料

記憶術についてはいくつかの資料があり、私は主に2つの本を参考にしていました。

ダレン・ブラウン(著),メンタリストDaiGo(翻訳)

前者は記憶力選手権優勝者の後者はメンタリストの本で、前者は完全に記憶術について書かれており、後者は記憶術については軽くしか触れらていません。

更にいうと、私の記憶方法は若干ダレン・ブラウンの要素が入っている程度で、ほぼドミニク・オブライエンのやり方を採用しています。

ドミニク・オブライエンの覚え方のほうが最初は大変ですが、汎用性が高く記憶できる情報も多いからです。

いずれにせよどの記憶術の本を読んでもだいたい同じ様な内容が書かれているので、気になる方は適当に手に取ってみるのもありです。

やり方を簡単に説明すると、基本的にはイメージです。

記憶の宮殿/メモリー・パレス

メモリーパレスという用語は聞いたことはありませんか?

海外ドラマの「THE MENTALIST」でも単語は出てきたので、記憶術を知らない人でも用語は聞いたことがあるかもしれません。

記憶の宮殿と呼ばれるもので、頭のなかに記憶を保存しておくための宮殿を作るというテクニックです

別に宮殿ではなく、お気に入りの建物や道を使う人がほとんどかと思います。私の場合は以前に住んでいたマンションの周辺と駐車場から部屋までのルート、部屋の中に52のチェックポイントを置いた状態をイメージとして使っています。

更に、カード52枚にもそれぞれイメージを当てはめておき、それらを52箇所に順番に配置することによってカードの順番を覚えています。

記憶の宮殿に関する新しい投稿はこちら→ 記憶の宮殿について

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ネモニカの弊害

これは枚数目とカードを同時に覚える必要があるので、思ったより時間掛かってしまった上に、メモリーパレスを完全にそれ専用にしてしまいました。

やり方は上記のメモリーパレスの52箇所それぞれに1〜52に当てはまるイメージを置き、そこにカードのイメージを配置しておくというものです。例えば、40番目をアルファベットに置き換えると、RSになり、私はコレにバラ(rose)のイメージを付けています。

こうすることでネモニカを扱う上で難しい部分、カードを見て何枚目か分かるか、枚数目で何のカードか分かるか、その前後のカードが何か分かるかという3つの要素を同時に覚えることが出来ます。

現在はネモニカを覚えることが出来ましたが、メモリーパレスを失ってしまっているので、新たにメモリーパレスを構築しようと色々な建造物や道をじっくり観ている段階です。

そして、記憶術で一番面倒なところはこの最初にイメージを構築するところでもあります。それさえクリアしてしまえばカードを覚える程度のことは苦になりませんし、タロットの意味も似たような方法を使って覚えることが出来ました。

それに、毎日フルデック52枚の順番を記憶するという練習をすると、計算力と素の記憶力が上がるという報告もあるので、意欲のある人は是非やってみてください。