メンタリズムの罠

 

ダレン・ブラウンの『Tricks Of The MindをメンタリストDaiGoが翻訳したという看板で日本で販売された書籍です。

 

先に言ってしまうと、翻訳にはツッコミどころ満載ですし、元マジシャンであると噂のDaiGoがその単語を間違えるか?というのを結構見かけるので、恐らくゴーストライター(翻訳家)がやっていますね。

また、催眠分野でよく使われる単語の誤訳もあるので、やはり昔催眠術をやっていたと噂のある...ry

 

そして、何より日本語タイトルがダサいですね…/(^o^)\

 

原題は既に書いていますが、『Tricks Of The Mind』です。

 

Tricks Of The Mind...

 

Trick or Mind ...

 

……

 

 

そうです、ここからパク…オマージュしてます。

 

ちなみに、Googleで「Trick of Mind」と検索するとこのページも引っかかるようですよ?(゚∀゚)

 

それはさておき、この Trick of the Mind というタイトルから、罠はかろうじてTrick に対応してるとして、メンタリズムって言葉はどこから出てきたのでしょうか…当時のメンタリズムブームに全力で乗っかった感が凄いです。

 

ダレン・ブラウン自身はメンタリストと言う呼称をあまり好んでいませんし、メンタリズムという単語もあまり使いたがりません。現に本人のWEBサイトではメンタリスト(Mentalist)という単語は出てきません。ルーク・ジャーメイも確か本人のページにはどこにもメンタリスト或いはメンタリズムという単語は使われていなかったはずです。

 

この辺はメンタリストという言葉の成り立ちを考えれば自然な流れです。

 

ただ、内容に関しては、正にメンタリズムをやる上で必要なファクター(要素)について語られています。

私はこの本を読んだことがきっかけで、メンタルマジックからメンタリズム分野に足を突っ込むことにになりました(゚∀゚)

 

つまり、元凶です(笑)

 

本書は6章で構成されており、その内容は以下の通りです

第1章:幻想からの目覚め

ダレン・ブラウンの生い立ちについての話。

 

第2章:マジック

タイトルの通りで、簡単なマジックが2つくらい紹介されています。

 

第3章:記憶

記憶術などの話。

私はここからドミニク・オブライエンの著書を読み、記憶術を練習し始めました。

更にドミニク・オブライエンの本からトニー・ブザンを知り、そっからマインドマップ等を知りましたし、沼が深い分野です。

 

第4章:催眠術

催眠術とNLPについてです。

 

当時は催眠術についてあまり詳しくなかったので気がついていませんでしたが、最近読み返した所、結構現代的な考えが展開されていることに気が付きました。

ダレン・ブラウンは非状態論、つまり催眠状態は存在せず、催眠に変性意識状態は必要ないという考えでやっていることが分かります。

 

第5章:無意識のコミュニケーション

人を読む、話術ではない方のコールド・リーディングや、嘘の見分け方、ポール・エクマンの表情分析、ボディランゲージについての話。

ポール・エクマンの著書は少しだけ読んでいますが、まだ本格的には読めていないのが現状です。

(『表情分析入門』だけで、まだ応用するには程遠いです)

 

最終的には、オックスフォード大学出版による

What the Face Reveals: Basic and Applied Studies of Spontaneous Expression Using the Facial Action Coding System Facs に手を出すのが目標ですが、はるか遠くですね/(^o^)\

 

第6章:反科学、疑似科学、まずい考え

超常現象や、霊媒、霊能者についての話。

ここでは占いに使われるリーディングのテクニックについて簡単に語られています。

あの、イアン・ローランドの著書『コールド・リーディング』については巻末の参考図書一覧に乗っていました。

 

 

基本的に各章はそれぞれの紹介に留まり、詳細な解説ではありません。

こんな分野があるし、自分はこう考えているぜい!という内容です。

 

 

 

私はこの本により記憶術に手を出し、現在は催眠術に取り組んでいます。

つまりですね…思いっきりこの本の章立て通りに順番で学習しているわけです(゚∀゚)

 

最近では私のことを催眠術師だと思っている人が多いようですが、催眠術はあくまで通過点の一つです。

 

もっと言うと催眠術に関してはそろそろ放置しようと思っていています。

なんだかんだ言って未だに定義も無ければ、何故起きるのかはっきりと分かっていない分野を、大学などの専門機関に所属しているわけでもない一個人がこれ以上追求していくのは流石に無理があります。

そして、最近の研究を見ても、催眠状態と言うものは否定されつつ、というか無いのを前提にした研究が多く、状態論と非状態論の間の子的考えが今のスタンダートとは言え、非状態論へとどんどん寄っている印象があります。

 

どんなに新しい研究が出ようと、催眠術の方法が劇的に変わることも無さそうですしね…

「催眠術」は便利なツールではありますが、価値はそんなに無いかなと思っています…

 

現状、催眠術需要で呼ばれることが多いので、掛け方に関しては今後も改善していきますが。

 

ということで、次に軽くNLPについて調べたら、無意識のコミュニケーション、そしてリーディングに手を出す予定です。

 

一通り各分野の入門書的なモノは読んでいますが、それぞれを使えるレベルにしようと思うと、あと何年かかることやら…/(^o^)\

 

 

ダレン・ブラウンの経歴を見ると、彼は18〜22歳の間に催眠術を始め、その後にマジックを覚え、28歳のときにイギリスのテレビ番組に出たことでブームが起きたので、だいたい10年ほど掛かっています(活動開始時期を見る限り、約7年でテレビ出演を果たしていますね)。

恐らく、売れてからも継続して学習していたと思われるので(推薦図書やレポートがここ数年のものまである)、大体20年くらいの期間が掛かっている可能性があります…

 

私自身は記憶術に手を出したのが2012〜2013年の頃なので、既に5〜6年経っていますし、あと2〜5年位ですべての分野をある程度理解できたら良いなと考えています。短期間で覚えるためには他の要素を多少切り捨てる覚悟が必要だと感じます( ゚∀゚)

 

 

話がそれました/(^o^)\

 

この『メンタリズムの罠』ですが、後書きによると、翻訳する過程で文章が長くなり、内容がかなり削られているそうです。

ただ、それでも読む価値があるくらいの内容でした。

そして、気が向いたら原著を読もうと考えていますが、その日がいつになるかは、これまた不明です(笑)

 

ちなみに、この本の巻末に参考図書の一覧があります。

当時はまだ和訳本が出ていなかった本も、現在あったりするので、立ち読みで参考図書だけを見るのも手だと思います。

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